鍼灸院の開業に必要な資金と資格は?9つの開業手順と物件選びのポイントを徹底解説|テナント工房

  • 2026.7.31

  • 最終更新日:

鍼灸院の開業を検討しているものの、「いくら資金が必要なのか」「どんな手続きが必要なのか」と不安を感じている鍼灸師の方は少なくありません。施術の技術は持っていても、経営や資金調達、行政手続きの知識は別物です。

この記事では、開業に必要な国家資格の要件から資金の目安・調達方法、物件選びのポイント、そして失敗しないための9つの開業手順まで、準備の全体像をわかりやすく解説します。




鍼灸院の開業に必要な国家資格と手続き

鍼灸院を開業するためには、専門的な知識と法律に基づいた手続きが求められます。

国家資格の取得はもちろんのこと、保険適用の施術を行うための要件や、保健所への適切な届出について理解しておきましょう。

必要な資格・手続き 概要 提出先・管轄
国家資格 はり師、きゅう師の免許取得 厚生労働省
施術管理者 保険診療を行うための要件(実務経験・研修) 地方厚生局
施術所開設届 開設後10日以内に提出する届出 管轄の保健所

はり師ときゅう師の国家資格が必須

鍼灸院を開設して施術を行うには、厚生労働省が定める国家資格を取得している必要があります。具体的には、鍼を用いた施術を行うための「はり師」と、お灸を用いた施術を行うための「きゅう師」の免許が求められます。

両方の施術を提供する場合は、それぞれの国家試験に合格し、免許証の交付を受けておかなければなりません。資格を持たない者が業として鍼灸施術を行うことは法律で禁じられているため、必ず有資格者が施術を担当する体制を整えましょう。

参考:あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうを受ける皆様へ | 国民の皆様へ | 公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会


保険診療を行う場合の施術管理者要件

患者へ健康保険を適用した施術を提供したい場合は、施術管理者としての要件を満たす必要があります。厚生労働省の規定により、受領委任を取り扱う施術管理者になるためには、指定された実務経験と研修受講が義務付けられました。

具体的には、1年以上の実務経験を積んだ上で、2日間で16時間の施術管理者研修を修了することが求められます。

資格を取得してすぐに保険診療を取り扱うことはできないため、将来の開業を見据えて勤務時代から実務経験の証明書を準備しておくことをおすすめします。

参考:あはき療養費受領委任の手続きについて|東海北陸厚生局

参考:施術管理者研修のご案内 | 公益財団法人東洋療法研修試験財団


開業後における施術所開設届などの手続き

店舗を構えて施術を始める際は、管轄の保健所に書類を提出する必要があります。開設日から10日以内に「施術所開設届」を提出することが、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で定められています。

提出書類には、免許証の写し(コピー)や店舗の平面図、周辺の案内図などが含まれ、後日、保健所による立ち入り検査が行われます。

検査で構造設備の基準を満たしていないと指摘された場合は修正工事が必要になるため、内装工事を始める際は事前に図面を持って保健所へ事前相談に行くのがおすすめです。

一般的に求められる必要書類のまとめは以下です。

  • 施術所開設届(様式):管轄保健所の所定様式
  • 施術者の免許証の写し:提出時に原本の持参・照合が必要
  • 施術所の平面図:施術室・待合室の寸法・面積、換気口・消毒設備・ベッドの位置を記載
  • 付近見取り図(案内図):施術所の場所がわかるもの

以下は、自治体・状況によって追加される可能性のある書類です。

  • 施術者の履歴書:一部自治体で必要
  • 賃貸借契約書の写し:建物・土地を賃借している場合
  • 定款または寄付行為の写し:法人名義での開設の場合
  • 法人登記事項証明書(登記簿謄本):法人名義での開設の場合(発行から6か月以内の原本)

参考:大阪市:施術所の開設等の手続き (…>手続き・届出>医療・医薬品の手続き)

参考:施術所(あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう、柔道整復)の開設等|診療所・歯科診療所・施術所等|東京都南多摩保健所

参考:施術所に係る届出手続 – 埼玉県

参考:施術所の手続き|東京都北区



鍼灸院の開業に必要な資金の目安と内訳

鍼灸院の開業には、物件や内装、機材といった初期費用に加え、オープン後の運転資金といったお金が必要です。店舗の形態や規模によって金額は大きく変動するため、何にいくらかかるのかを項目ごとに把握しておきましょう。

資金の用途 金額の目安 具体的な内容
物件取得費 100万円から300万円 敷金、礼金、保証金、仲介手数料など
内装工事費 150万円から400万円 施術室の間仕切り、換気設備、内装デザインなど
機材・備品費 50万円から150万円 施術用ベッド、鍼灸用品、赤外線治療器、タオル類など
運転資金 150万円から300万円 開業後数ヶ月分の家賃、水道光熱費、広告宣伝費など

【関連記事】エステサロン開業費用の目安は?失敗しない資金計画と調達方法


初期費用としてかかる物件や内装の目安

店舗を借りて鍼灸院を開設する場合、初期費用の大半を占めるとされるのが物件取得費と内装工事費です。

敷金や保証金は家賃の数ヶ月分が目安で、商業用のテナントを借りる際はある程度まとまった金額が必要になります。

内装は、保健所の設備基準を満たすための間仕切り工事や換気扇の設置工事などで費用がかさむ傾向にあります。立地や広さによって金額は増減しますが、まずは物件と内装で250万円から700万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

参考:日本政策金融公庫「2025年度新規開業実態調査」


施術用ベッドや機材にかかる設備費の目安

施術の質に影響しやすい機材や備品にも、まとまった費用がかかります。施術用ベッドや赤外線治療器、鍼やお灸などの消耗品に加え、待合室の家具やタオル類なども必要でしょう。

一通り揃えるためには、一般的には50万円から150万円程度が目安となります。すべて新品で揃えるのではなく、中古品やリースを活用すれば負担を抑えることもできます。開業当初から高額な機器を導入するのではなく、本当に必要なものから段階的に揃えていく視点を持つのがおすすめです。


経営を安定させるための運転資金

初期費用ばかりではなく、オープン後の資金繰りについても着目しましょう。開業してすぐに十分な売上が確保できる保証はないため、最低でも3ヶ月から半年分の固定費をまかなえる運転資金を用意しておくのがおすすめです。

家賃や水道光熱費だけでなく、ホームページの維持費やチラシの印刷代といった集客にかかるコストも計算に含めましょう。ゆとりのある運転資金を手元に残しておくことで、患者一人ひとりと向き合う余裕のある治療を提供できるようになるはずです。



鍼灸院の開業資金を調達する方法

必要な資金が把握できたら、次はその資金をどう調達するかを検討しましょう。多くの場合、自己資金だけで全ての費用を賄うことは難しいため、金融機関からの融資や補助金をうまく組み合わせることがポイントです。

【関連記事】店舗改装時には補助金を活用しよう!改装に必要な費用や注意点など|テナント工房


日本政策金融公庫の創業融資を活用する

まとまった資金を用意するためには、日本政策金融公庫の創業融資制度の利用がおすすめです。新規開業を支援する融資枠が用意されており、民間の金融機関よりも比較的低い金利で借入を行えるとされています。

創業期の方(新たに事業を始める方または事業開始後税務申告を2期終えていない方)は、営業実績が乏しいなどの理由により資金調達が困難な場合もあるでしょう。

日本公庫国民生活事業では、新規開業・スタートアップ支援資金などを通じて、創業者を支援しています。融資を受けるために、実現可能な事業計画書を作成して申し込みましょう。

参考:新規開業・スタートアップ支援資金|日本政策金融公庫


補助金や助成金を利用して費用負担を軽減する

返済不要の補助金や助成金が活用できれば、開業にかかる費用負担を軽減できます。たとえば国(中小企業庁)が実施している小規模事業者持続化補助金を利用すれば、看板の作成や予約システムの導入費用の一部を賄えます。

ただし、補助金は申請期間が限られているものや、原則として後払いで支給されるものが多い点に注意しましょう。公募要領を早めに確認し、対象となる経費や申請スケジュールを把握したうえで計画的に活用するのがおすすめです。

参考:小規模事業者持続化補助金について | 中小企業庁


準備しておきたい自己資金の目安と融資審査のポイント

融資をスムーズに受けるためには、十分な自己資金をあらかじめ準備しておくことが推奨されます。一般に必要経費の2割から3割程度の自己資金があると、計画性が評価され審査で有利に働きやすくなると言われています。

コツコツと貯めてきた預金は事業への本気度を示す材料にもなるため、開業を意識した段階から計画的に蓄えておきましょう。あわせて説得力のある事業計画書を用意し、返済の見通しを具体的に示すことが融資成功の鍵となります。

参考:日本政策金融公庫「創業の手引+」

参考:新規開業・スタートアップ支援資金|日本政策金融公庫



失敗しない鍼灸院の物件選びと設備基準のポイント

治療院の場所選びは、経営の成功に影響する大切な要素です。ターゲットとする患者層が通いやすい立地であることに加えて、法律で定められた構造設備の基準を満たす建物を探す必要があります。

デザイン性だけでなく、機能性と法令遵守の観点から物件を選定していきましょう。

設備基準の項目 法的な要件の概要
施術室の広さ 6.6平方メートル以上の専用の施術室を有すること
待合室の広さ 3.3平方メートル以上の待合室を有すること
換気設備 施術室面積の7分の1以上を外気に開放、または適当な換気装置を設けること
衛生設備 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること

【関連記事】失敗しない店舗の内装業者の探し方と選び方のコツを解説|テナント工房


構造設備の基準となる待合室や施術室の面積

鍼灸院を開業する建物は、法律で定められた以下の条件に則する面積や設備の要件をクリアしなければなりません。

  • 6.6平方メートル以上の専用の施術室を有すること。
  • 3.3平方メートル以上の待合室を有すること。
  • 施術室は、室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放し得ること。ただし、これに代わるべき適当な換気装置があるときはこの限りでない。
  • 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること。

待合室と施術室にはそれぞれ最低限必要な面積が決められています。ベッドを複数台設置する場合は、カーテンやパーテーションで区切るなどのプライバシーへの配慮も求められます。

気に入った物件が見つかっても、換気設備が基準を満たせないなどの理由で認可が下りないケースも考えられるため、不動産会社と保健所の双方に確認しながら話を進めましょう。

参考:


ターゲット層に合わせた立地選びのポイント

立地を選定する際は、まずはどのような悩みを抱えた患者さんに来てほしいのかを明確にしましょう。仕事帰りの会社員をターゲットにするなら、駅から近く夜遅くまで営業しやすいテナントがおすすめです。

一方で、地域の高齢者や主婦層をメインにする場合は、住宅街の近くで自転車や車を停めやすい路面店が喜ばれるでしょう。人通りが多い場所は家賃も高くなるため、ご自身の資金計画とターゲット層の生活圏が合致するエリアを慎重に見極めてください。


店舗開業と自宅開業それぞれのメリット

物件を新たに借りるのではなく、自宅の一部を改装して鍼灸院を開設する選択肢もあります。

  • 自宅開業のメリット:毎月の家賃が発生しないため固定費を抑えられ、経営のプレッシャーが比較的少なくなる
  • 自宅開業の注意点:自宅であっても保健所が定める待合室や施術室の設備基準を満たす必要があり、生活空間との明確な分離が求められる
  • 店舗開業のメリット:看板を大きく出せるため集客に有利に働くほか、立地次第で新規の患者さんを獲得しやすい傾向にある
  • 店舗開業の注意点:毎月の家賃や共益費などの固定費が発生するため、資金計画に余裕を持たせる必要がある

事業の規模や将来のビジョンに合わせて、最適な形態を選んでみてください。



鍼灸院の開業に向けた具体的な9つの手順

順序だてて準備を進めないと、予算が足りなくなったりスケジュールが遅れたりするリスクが高まりかねません。

開業という大きな目標に向けて、どのような順番で行動すべきかを9つのステップに整理しました。

ステップ 手順
ステップ1 事業コンセプトの明確化
ステップ2 事業計画書の作成
ステップ3 資金調達(融資・補助金の申請)
ステップ4 物件の選定と保健所への事前相談
ステップ5 物件の賃貸借契約
ステップ6 内装工事と設備の導入
ステップ7 機材・備品の発注と予約システムの導入
ステップ8 ホームページ公開などの集客準備
ステップ9 プレオープンの実施

ステップ1:事業コンセプトの明確化

最初に取り組みたいのは、どのような鍼灸院にしたいのかというコンセプトを固めることです。「どんな悩みを持つ患者さんを」「どのような施術で」「どう良くしたいのか」を明確にすると、事業の軸が定まりやすくなります。得意な施術分野やターゲット層、地域での立ち位置を整理することで、後の物件選びやメニュー設計にも一貫性が生まれるでしょう。自身の強みと地域のニーズが重なるポイントを見極め、他院との差別化につながるコンセプトを設計します。


ステップ2:事業計画書の作成

コンセプトが固まったら、具体的な数字へ落とし込んだ事業計画書を作成します。提供するメニューや料金設定、毎月の売上目標と経費の予測をまとめ、経営の見通しを立てましょう。

事業計画書は、日本政策金融公庫などで創業融資を申し込む際の審査書類にもなります。地域の競合調査の結果や自身の強みを盛り込み、客観的に見て実現性の高い計画に仕上げることが、融資成功と安定経営の土台となります。

参考:新規開業・スタートアップ支援資金|日本政策金融公庫


ステップ3:資金調達(融資・補助金の申請)

事業計画書が完成したら、開業に必要な資金を調達します。多くの場合、自己資金だけで全てを賄うのは難しいため、前述した日本政策金融公庫の創業融資や小規模事業者持続化補助金などを組み合わせて活用しましょう。

申請にはそれぞれ必要書類や審査期間があるため、スケジュールに余裕を持って早めに動き出すことが大切です。


ステップ4:物件の選定と保健所への事前相談

資金調達の目処が立ったら、コンセプトに合った物件を探します。前述の立地選びのポイントや構造設備の基準を踏まえ、候補の物件が見つかったら契約前に必ず保健所へ図面を持参して事前相談を行いましょう。

事前相談で指摘を受けた場合は、不動産会社や内装業者と対応策を検討した上で次のステップに進んでください。


ステップ5:物件の賃貸借契約

保健所への事前相談で問題がないと確認できたら、物件の賃貸借契約を結びます。契約時には敷金や礼金、保証金、仲介手数料などまとまった初期費用が必要になるため、事前に資金を準備しておきましょう。

契約条件の中でも、賃料や契約期間、原状回復の範囲、内装工事に関する制約は特に確認しておきたい項目です。不明点を残したまま契約せず、後の運営に支障が出ないよう条件を一つずつ丁寧にチェックしましょう。


ステップ6:内装工事と設備の導入

物件の契約が済んだら、内装業者と打ち合わせを行い、保健所の基準を満たす図面を作成して工事に着手します。施術室の間仕切りや換気設備、手指の消毒設備など、法的要件を満たす施工が必要です。

デザイン性だけでなく、患者さんが安心して過ごせる清潔感や動線にも配慮しましょう。工事には一定の期間がかかるため、オープン予定日から逆算してスケジュールを組み、余裕を持って進めることが大切です。


ステップ7:機材・備品の発注と予約システムの導入

内装工事と並行して、施術に必要な機材や備品を発注します。施術用ベッドや赤外線治療器、鍼やお灸などの使い捨て用品、待合室の家具やタオル類などを揃えましょう。

あわせて、クレジットカードの決済端末や予約システムの導入も進めておくと、開業後の運営をスムーズにする手助けになるでしょう。

申し込みから利用開始まで時間がかかることもあるため、工事の完了に間に合うよう早めに手配しておくのがおすすめです。


ステップ8:ホームページ公開などの集客準備

治療院が完成しても、地域に周知され来店してもらえなければ売上につながりません。オープン日の数ヶ月前からホームページを公開し、施術内容や料金、アクセスなどの情報を発信しましょう。

地域の情報誌への掲載やポスティングチラシ、Googleビジネスプロフィールの登録なども、地域の認知度を高めるためにおすすめの方法です。SNSを活用して開業準備の様子を発信すれば、オープン前から興味を持ってくれるファンづくりにもつながるはずです。


ステップ9:プレオープンの実施

本格的なオープンの前に、友人や家族を招いてプレオープンを実施しましょう。予約の受付から施術、お会計までの一連の流れをシミュレーションすることで、実際の運営における課題を早期に洗い出せます。

スタッフの動きや施術時間の配分、設備の使い勝手などをこの段階で確認し、改善点を修正しておきましょう。事前にリハーサルを重ねておけば、本番のオープン当日に自信を持って患者さんをお迎えできるようになるはずです。



鍼灸院開業の際に参考にしたいクリニックの内装事例

鍼灸院の開業では、施術への安心感や居心地のよさを左右する内装づくりが大切です。ここでは、クリニックの空間設計で参考にしたいポイントを紹介します。受付・待合・施術空間の考え方は鍼灸院づくりにも応用できるはずです。


圧迫感を抑えた受付・待合まわりの設計

京都市のKelly Clinic様では、入店時の印象を左右する空間として、圧迫感を抑える点を重視してプランニングされています。白を基調に天井を一部掘り上げ、間接照明で高さ感を出す工夫が見られます。

受付は収納と作業性を確保できる大きさにし、明るめの木目やグレーを部分的に合わせて落ち着いた雰囲気にまとめられました。施工面積は約46㎡で、限られた広さでも開放感を意識した設計と言えるでしょう。

参考:Kelly Clinic様施工事例|開業ならテナント工房


曲面と光を取り入れた落ち着く施術空間

大阪府枚方市のはちどり皮膚科様は、窓から光を取り入れ、曲面を活かしたデザインが特徴です。受付には曲面のカウンターを設け、待合全体を見渡せるようにしています。

診察室は患者がリラックスして診察を受けられる暖かな空間とされ、点滴室では照明の色温度を切り替えられる仕様が採用されました。用途に応じて雰囲気を変えられる照明計画は、施術が中心となる鍼灸院でも参考になりそうです。

参考:はちどり皮膚科様施工事例|開業ならテナント工房


コンセプトを内装で表現したデザイン事例

滋賀県草津市のきいろのたね こどもの発達・不登校クリニック様は、医院名の世界観を内装で表現した事例です。壁面の本棚は根っこをイメージし、床の貼り分けには種が描かれています。

壁をアール状にすることで包み込まれるような印象を与え、入口にもアールの建具を採用して柔らかな雰囲気に仕上げられました。約11.09㎡とコンパクトな広さでも、待合が狭くならないよう動線が工夫されています。

参考:きいろのたね こどもの発達・不登校クリニック様施工事例|開業ならテナント工房



まとめ

この記事の要点をまとめます。

  • 鍼灸院の開業には「はり師」「きゅう師」の国家資格取得と、開設後10日以内の保健所への届出が必須
  • 初期費用と運転資金を合わせると500万円〜1,000万円超になるケースもあるため、資金の全体像を早めに把握すること
  • 日本政策金融公庫の創業融資や小規模事業者持続化補助金を組み合わせると、自己資金の負担を抑えられる
  • 物件は施術室6.6㎡・待合室3.3㎡以上などの設備基準を満たすか、契約前に保健所へ事前相談して確認する必要がある

この記事を読んで準備の全体像をつかんだ後は、事業コンセプトの言語化と資金計画の作成から一歩踏み出しましょう。

鍼灸院の開業では、物件選びや内装工事だけでなく、開業後の集客・認知づくりまで見据えた準備が成功のカギを握ります。テナント工房では、開業時に押さえておきたい宣伝方法や、失敗しやすいポイントを学べるセミナーを開催中です。

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