自宅サロンの内装をおしゃれにするには?コツや注意点を紹介!|テナント工房

  • 2025.10.3

  • 最終更新日:

自宅サロンの開業は、自分の好きなことやスキルを活かせる魅力的な働き方です。しかし、お客様に満足していただき、リピーターになってもらうためには、サービスの質はもちろんのこと、「空間の魅力」が非常に重要になります。特に自宅サロンでは、いかに生活感を消し、お客様にとって特別な「非日常」の空間を演出できるかが成功の鍵を握ります。

この記事では、店舗デザインのプロの視点から、自宅サロンの内装をおしゃれで魅力的にするためのコンセプト設計、場所別の具体的なコツ、そして失敗しないための注意点まで、分かりやすく解説していきます。




自宅サロンの内装で最も重要なコンセプト設計

おしゃれな内装づくりは、ただ素敵な家具を並べるだけでは完成しません。まず、サロン全体の「コンセプト」をしっかりと固めることが最も重要です。

コンセプトが明確であれば、内装の方向性が定まり、統一感のある魅力的な空間が生まれます。


提供するサービスとターゲット顧客を明確にする

最初に、どのようなお客様に、どのようなサービスを提供したいのかを具体的にイメージしましょう。例えば、20代向けのネイルサロンであればトレンド感のあるモダンな内装、40代以上の方向けのリラクゼーションサロンであれば落ち着いたナチュラルな内装など、ターゲット顧客の年齢層や好みに合わせることで、より心に響く空間になります。


サロンのテーマやカラースキームを決める

ターゲット顧客が決まったら、サロンのテーマを設定します。代表的なテーマには以下のようなものがあります。

テーマ 特徴
モダン シンプルな直線で構成され、モノトーンや無彩色で洗練された印象を与える。
アジアンリゾート ダークブラウンの木材やラタン素材、間接照明で非日常的な癒やし空間を作る。
エレガント シャンデリアや曲線的な家具、ゴールドやピンクを取り入れ、高級感と女性らしさを表現する。

テーマが決まったら、カラースキーム(配色計画)を考えます。空間全体は「ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%」の比率でまとめると、バランスの取れたおしゃれな空間に仕上がります。


非日常感を演出する空間づくりを意識する

お客様がサロンに求めるのは、日常の喧騒から離れてリラックスできる特別な時間です。自宅サロンでは、この「非日常感」をいかに演出するかが腕の見せ所です。

生活感の出るものは徹底的に隠し、照明や香り、音楽などを効果的に使って、五感で癒やされる空間を目指しましょう。


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【場所別】生活感を隠しておしゃれに見せる内装のコツ

コンセプトが固まったら、次はいよいよ具体的な内装づくりです。自宅サロンでは、お客様の目に触れるすべての場所がサロンの一部です。

場所ごとにポイントを押さえて、生活感を上手に隠しながらおしゃれな空間を作り上げていきましょう。


玄関:サロンの第一印象を決めるおもてなし空間

玄関は、お客様が最初に足を踏み入れる場所であり、サロンの第一印象を決定づける重要なスペースです。家族の靴や傘、郵便物などは見えない場所に収納し、常に整理整頓を心がけましょう。

おしゃれな玄関マットを敷いたり、季節の花やアートを飾ったりするだけで、おもてなしの気持ちが伝わる歓迎の空間になります。


施術スペース:お客様が最も長く過ごす特別な場所

お客様が最も長い時間を過ごす施術スペースは、リラックスできることを最優先に考えます。施術用のベッドやリクライニングチェアは、デザイン性だけでなく座り心地や寝心地も重視して選びましょう。

また、タオルや備品類は、お客様の視界に入らないよう、蓋付きの収納やカーテンで隠す工夫が必要です。


カウンセリングスペース:信頼を生むリラックス空間

カウンセリングは、お客様との信頼関係を築くための大切な時間です。座り心地の良い椅子を用意し、お客様が緊張せずに話せるような落ち着いた雰囲気を作りましょう。

テーブルの上には小さな観葉植物やおしゃれなカタログスタンドを置くと、空間に彩りが生まれます。


トイレ・洗面所:細部までこだわりが光る清潔な空間

トイレや洗面所は、生活感が出やすい場所だからこそ、細やかな配慮がお客様の満足度を大きく左右します。 常に清潔に保つことはもちろん、タオルをおしゃれなものに変えたり、素敵なデザインのハンドソープを置いたり、小さなグリーンを飾るだけでも、サロンとしての品格がぐっと上がります。

場所 生活感を隠すポイント おしゃれに見せるアイテム
トイレ 掃除用具やストック品は隠す デザイン性の高いタオル
ハンドソープ
小さな観葉植物
洗面所 家族の歯ブラシや化粧品を置かない おしゃれなミラー
間接照明
統一感のある小物入れ

キッチン:パーテーションや収納で見せない工夫を

リビングダイニングの一角をサロンにする場合、キッチンスペースがお客様から見えてしまうことがあります。キッチンは最も生活感が出やすい場所なので、徹底的に隠す工夫が必要です。

簡易的な方法としては、おしゃれなパーテーションやロールスクリーンで仕切るのが効果的です。また、背の高い収納棚を間仕切り代わりに置くのも、収納を確保しつつ空間を分けられるのでおすすめです。


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狭い空間を広く見せる!自宅サロンのレイアウト術

「自宅サロンに使える部屋が5〜6畳しかない」という方も少なくないでしょう。 狭い空間でも、いくつかのポイントを押さえることで、実際よりも広く、開放的に見せることが可能です。


圧迫感をなくす背の低い家具を選ぶ

背の高い家具は空間に圧迫感を与え、部屋を狭く感じさせる原因になります。収納棚やソファなどは、できるだけ目線より低いものを選ぶようにしましょう。

天井までの縦の空間に余白が生まれることで、部屋全体がすっきりとした印象になります。


明るい色や膨張色を壁や床に使う

壁紙や床、カーテンなどの面積の大きい部分には、白やベージュ、アイボリーといった明るい色(膨張色)を使うのがおすすめです。これらの色は光を反射しやすく、空間全体を明るく、広く見せる効果があります。

壁の一面だけをアクセントカラーにするのも、おしゃれで立体的な空間を演出できます。


鏡を効果的に配置して奥行きを出す

鏡は、空間に奥行きを生み出し、部屋を広く見せるための強力なアイテムです。壁に大きな鏡を設置したり、姿見を置いたりすることで、視覚的な広がりが生まれます。

特に、窓の景色が映り込む位置や、照明が反射する場所に置くとより効果的です。



ワンランク上のおしゃれな内装を叶えるアイテム

基本的な内装が整ったら、次はおしゃれな空間をさらに引き立てるアイテムを取り入れていきましょう。照明やグリーン、香りを上手に使うことで、お客様の五感を満たすワンランク上のサロン空間が完成します。


間接照明でリラックスできる雰囲気を演出する

部屋全体を均一に照らす直接照明(シーリングライトなど)だけでなく、壁や天井を優しく照らす間接照明を取り入れると、空間に陰影が生まれ、落ち着いたリラックス空間を演出できます。

フロアスタンドやテーブルランプ、クリップライトなど、様々な種類があるので、サロンの雰囲気に合わせて選びましょう。


観葉植物で癒やしと清潔感をプラスする

グリーンは、空間に癒やしと生命感を与えてくれるだけでなく、空気を浄化し、清潔な印象を高める効果もあります。手入れが簡単な小さめの観葉植物をいくつか置くだけで、サロンの雰囲気が生き生きとします。

鉢のデザインにこだわるのも、おしゃれに見せるポイントです。


香り(アロマ)で五感に訴える空間作り

空間の印象は、視覚だけでなく嗅覚にも大きく左右されます。アロマディフューザーやアロマキャンドルを使って、サロンのコンセプトに合った香りを漂わせましょう。

例えば、リラクゼーションサロンならラベンダーやカモミール、エステサロンならゼラニウムやローズなど、香りの効果も考えながら選ぶと、よりお客様の満足度を高めることができます。



自宅サロンの内装工事で失敗しないための注意点

自宅サロンの内装を考える際には、デザイン面だけでなく、いくつか注意すべき点があります。後でトラブルにならないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。


賃貸物件の場合は規約を必ず確認する

賃貸マンションやアパートで開業する場合、そもそも事業目的での使用が許可されているか、また、内装工事にどの程度の制限があるかを、必ず管理規約で確認しましょう。 壁に穴を開けることや、壁紙の変更が禁止されている場合も多いため、事前に大家さんや管理会社に相談することが不可欠です。


家族の理解と協力、動線の確保は必須

自宅サロンは、家族の生活空間と隣接しています。お客様がいる時間帯の生活音やプライバシーの確保など、家族の理解と協力なしには成り立ちません。

また、お客様が使う玄関から施術スペース、トイレまでの動線と、家族が使う動線がなるべく重ならないよう、間取りやレイアウトを工夫することも大切です。


予算計画と専門家への相談を検討する

内装にこだわり始めると、費用は際限なくかかってしまう可能性があります。事前に「内装にかけられる予算」を明確に決め、その範囲内で計画を立てることが重要です。

もし、DIYに自信がない場合や、より本格的でデザイン性の高い空間を目指すのであれば、店舗デザインの専門家や内装業者に相談することも検討しましょう。プロに依頼することで、自分では思いつかないようなアイデアや、機能的で美しい空間を実現するための的確なアドバイスがもらえます。


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まとめ

自宅サロンの内装は、お客様をおもてなしするための大切な要素であり、ビジネスを成功させるための重要な投資です。明確なコンセプトを立て、生活感を上手に隠しながら、お客様にとって居心地の良い特別な空間を創り上げることが、選ばれ続けるサロンになるための第一歩です。

この記事でご紹介したポイントを参考に、あなただけの素敵なサロンを実現してください。