おしゃれなカフェにしたい!内装デザインを決める際のポイントは?

せっかくカフェを開業するなら、おしゃれなカフェにしたいですよね。おしゃれなカフェはSNSで話題になったり、人気店のイメージがあったりすると思います。

おしゃれな人気店にしたいと思っても、どうすればおしゃれになるのか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、おしゃれなカフェにするために、内装デザインを決める際のポイントを詳しく解説します。カフェを開業したいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。

カフェの内装デザインを決める際のポイント

カフェは利用する人によって想定される用途が異なります。飲食をする場所であり、友人や恋人とゆっくり話をする場所であり、本を読んだり勉強したりする場所でもあります。ここでは、用途を踏まえたうえで、カフェの内装デザインを決める際のポイントをご紹介します。

人気店の内装デザインを分析する

デザインを考える際には、人気店の内装デザインを分析するといいでしょう。カフェを開業しようと考えている方は、カフェに行くことが好きな方が多いと思います。お気に入りのお店に行き、なぜ人気なのか、なぜ居心地が良いと感じるかなどを分析してみてください。

そういった視点を持って実際に行ってみると、人気店であればあるほど工夫が施された店内だと感じることができるはずです。たとえば、お手洗いまでの動線や、テーブルや椅子の高さ、BGMの音量などです。

また、人気店の内装にはカウンター席があるお店が多いです。カウンター席は、お一人のお客さんに気兼ねなく入店してもらうためにはかかせません。

さらに、カウンター越しに従業員と会話するといったシチュエーションを好む方は一定数います。また、景色が良い立地にカフェがある場合、外の景気を見られる場所にカウンター席を設置しているお店もあります。

外の景色を見ながら、好きな飲み物を飲むといった時間はお客さんにとって心安らぐ時間になるでしょう。立地を活かした内装デザインも大切です。

他にも、店内が開放的に見えるように、天井のデザインにこだわっている人気店もあります。いわゆるスケルトン天井と言い、内装の仕上げ作業を行っていない天井のことです。

コンクリートがむき出しの状態で、配管や配線が丸見えにはなりますが、通常の天井よりも約80cm以上天井を高くすることができます。

天井を高くすると開放感のある室内になり、広々とした雰囲気を作ることが可能です。

コンセプトを明確にする

カフェの内装デザインを決める際は、カフェのコンセプトを明確にすることが一番重要と言っても過言ではありません。開業することがゴールではなく、理想のカフェを経営し、居心地の良い空間を提供したいと考えている方も多いと思います。

なぜカフェのコンセプトが重要かというと、内装デザインに大きな影響を与えるからです。

では、カフェの店舗コンセプトを決めるときには、5W2Hを考えてみましょう。5W2Hは、Why(なぜ)・When(いつ)・Where(どこ)・Who(だれ)・What(何)How(どのように)How much(いくら)です。

何のために開業するのか、いつまでに開業するのか、どのエリアで開業するのかといった疑問を一つ一つ自分自身に問いかけてみましょう。誰が経営し、誰をターゲットにするのか、飲み物などどういった商品を提供するのかもコンセプト作りに影響を与えます。

どのように経営していくのか、店舗設計の予算なども考慮して理想のカフェに近づけていきましょう。

自分が経営するカフェを、具体的にイメージすることが大切です。これは後々内装デザインの設計や店舗の場所を選ぶ際にも役立ちます。

たとえば、自然が豊かな場所でカフェを経営していきたいと考える場合と、街中でたくさんの人が来てくれる人気店にしたいと考える場合では、店舗の場所やデザインが変わります。

内装デザインを考え、デザイナーに相談しましょう。店舗デザイナーはイメージに近づくように、理想とするカフェの経営が可能なデザインを提案してくれるでしょう。

ターゲットとなる顧客を明確にする

ターゲットとなる顧客は必ず明確にしましょう。5W2HのWhoにあたる部分です。ターゲットが決まらないと、内装のデザインの決定が難しくなります。

たとえば若者をターゲットにする場合は、InstagramやFacebookなどのSNSで映えるデザインにすることが集客に効果的です。

あるいは、年配の方をターゲットにする場合は、段差をできる限り減らすといったバリアフリーの観点も大切です。つまりターゲットは、内装デザインを左右するコンセプトの根幹の部分であり、コンセプトの中でも重要と言えます。

内装デザインに合ったメニューの価格を設定する

ターゲットを明確にしたら内装デザインに合ったメニューを選定し、価格を設定しましょう。5W2HのWhatにあたる部分です。

カフェのチェーン店をイメージしてみてください。全国に展開するコーヒーチェーン店のドトールコーヒーは、気軽に入れることが特徴です。ドトールコーヒーでは、ブレンドコーヒーが200円台~提供されています。

一方で首都圏を中心として展開するルノアールは、高級感のある店内が特徴です。ルノアールのコーヒーは600円台~となっています。

同じカフェであっても顧客の滞在時間などが異なり、ビジネス形態も大きく違います。

内装の雰囲気と価格帯があっていないと、集客が難しくなる可能性があります。カフェは飲食以外にも空間を提供する側面があるため、内装デザインと飲食の価格をマッチさせることが大切です。

居心地の良さを考慮する

カフェの居心地の良さにも、こだわりましょう。癒しがありリラックスできる空間や、読書や仕事がしやすい空間は固定客の獲得にもつながります。

リラックスできる空間にするためには、茶色やオレンジなどの暖色を内装に多く使用したり、照明をオレンジに近い色にしたりするとよいでしょう。落ち着いた雰囲気のBGMを流すのもおすすめです。

また、観葉植物はストレスの軽減に効果があることで知られています。さらに観葉植物はインテリアとして、おしゃれな内装を演出することもできます。

読書や仕事のためには、充電コンセントを設置すると固定客になってくれる可能性が高まります。仕事や読書でカフェを利用する方は、比較的長時間使用する場合が多いです。椅子やテーブルは居心地の良い高さにし、余計なストレスを感じさせないことが重要です。

インテリアにこだわる

カフェのインテリアは、お店の個性を出すのに役立ちます。演出したいお店のデザインに沿ったインテリアを選ぶことが大切です。SNSなどや口コミの写真などでお店の雰囲気を確認してお店を選ぶ方も多くいるため、集客率の向上も期待できます。

また、壁や壁紙はお店を決める際やお店の雰囲気を作る大事なものです。店舗に合った壁紙を選ぶことで、お客さんも安心して過ごすことができるでしょう。

明るい壁紙を使用することで、店内の照明を暗くしても明るい店内を保つことが可能です。重めの雰囲気を演出したいときは、モノトーンやブルーなどのシックな色を使用した壁紙にすることもおすすめです。

カフェの内装デザインの代表的な例

カフェは内装デザインによって、大まかな種類に分けることができます。インテリアや照明によっても変わってきますが、イメージをつけてもらうために代表的な例を6つご紹介します。

スケルトン系カフェ

先述したスケルトン天井などを使用した、デザイン性のある空間を演出するカフェです。天井のみならず、壁や床までスケルトン内装を多用します。スタイリッシュでかっこよく、モダンな印象を与えます。

一方でコンクリートがむき出しであるため、暖房や空調は、快適な温度を保てるように調整する必要があります。

ナチュラル系カフェ

木目調の家具や床版などの自然のものを使用したナチュラル系カフェは、居心地の良い空間を演出します。日光が入る店内であれば、明るいカフェの印象を与えることができます。地球環境に配慮したデザインで、まさに時代に求められているものと言えるでしょう。

自然な空間と観葉植物との相性も抜群で、新鮮な空気感を創ることができます。誰でも抵抗なく入店することができるカフェといえるでしょう。

ラグジュアリー系カフェ

ラグジュアリーカフェとは、簡単に言えば非日常感や高級感のあるカフェです。富裕層や、ゆっくりと時間を過ごしたい方をターゲットにしたい方におすすめのデザインです。

ゆっくりと過ごす方が多いため、テーブルは少し低めに設定しましょう。居心地のよさにこだわって、家具や食器を上質なものにすれば、メニューの価格帯を引き上げても一定のリピーターに通ってもらえるでしょう。

間接照明などを使用すれば、より高級感のある店内の雰囲気をつくることが可能です。しかし開業費用がほかのカフェと比べると高くなるため、費用などを計算したうえでデザインする必要があるでしょう。

ポップ系カフェ

ポップ系カフェは、若者やファミリー層などの幅広い客層に向けたデザインが施されているカフェです。赤や青などのビビットカラーを使用したり、丸みを帯びた家具を用いたりして明るく活気にあふれた店内を演出できます。

レトロ系カフェ

レトロ系カフェとは、過去に戻ったようなデザインで、昔懐かしい雰囲気を感じることができるカフェのことです。昭和の喫茶店のようなデザインで、懐古的な時間を過ごせるでしょう。

若者にも人気のデザインで、世代を限定しない内装デザインであることも特徴です。

テーブルや椅子などをアンティークなもので揃えることで、レトロの雰囲気を演出できます。アンティーク専門の家具店もあり、家具や小物は多く出回っているため、小物を集めるとより一層レトロな雰囲気のカフェにすることができるでしょう。

隠れ家系カフェ

古民家をリノベーションしたり、物件を改装したりして演出するのが隠れ家カフェです。

大きな看板を出さないようにしたり、入り口をつねに閉めて店内を外から見えないようにしたりといった工夫をするお店もあります。ほかのカフェよりも、固定客の増加が考えられます。

カフェの内装工事に発生する費用の目安

あくまで目安にはなりますが、カフェの内装工事に発生する費用は、居ぬき物件であれば1坪あたり、約20万~25万円です。カフェはおおよそ10~15坪あれば営業できるため、カフェの内装工事に発生する費用の目安は200万~375万円ほどになります。

店舗の設備費用以外にも家賃が発生するため、開業資金は1,000万円ほどかかると考えておきましょう。物件を借りる際、坪数などは検討しましょう。坪数が少ないほど開業資金を抑えることができます。

実際にかかる費用は、たとえば解体工事費用や廃棄処分費用、塗装工事や壁のクロス張替え工事などがあります。

もっとも費用がかかるのは、内装工事です。

居ぬき物件をカフェに改装するケースを例にあげましたが、物件によっては設備工事が必要になる場所もあります。さらに土地や物件の状態によって、坪単価が40万~60万以上になることもあります。

坪単価や費用に関しては、物件を借りる際に選ぶポイントになると思います。事前にイレギュラーを多少想定したうえで予算を設定しておくといいでしょう。

上記で紹介した解体工事や内装工事以外にも敷金や家賃、電気工事費や什器を揃える費用などがかかります。また付帯設備費という建物以外の空調や排水、門扉などの費用も発生します。

初期費用は掛かってしまいますが、開業後に問題が発生すると営業できなくなる可能性もあります。予算を抑える努力はしながらも、最低限のものは事前に設置するようにしてください。

カフェの内装工事の費用を抑える方法

カフェの内装工事は、上記で紹介したように費用がかかります。デザインにこだわればこだわるほど費用がかかってしまうものです。できるだけ費用を抑えたい方に向けて、内装工事の費用を抑える方法を大きく3つご紹介します。

活用できそうな居抜き物件を探す

1つ目は、活用できそうな居抜き物件を探すことです。前のテナントが飲食店だった場合、客席のテーブルや椅子など、買い替える必要がなく使用できることもあります。同様のカフェだった居ぬき物件を探すと、そのまま使用できるマシンが残されており、引き続き使用できるかもしれません。

居ぬき物件を探す際には、注意点もあります。まず、居酒屋の居ぬき物件を借りる際は注意が必要です。飲み物を提供するといった業態は同じですが、カフェと居酒屋は内装も異なるため、大幅な内装工事が必要になる場合もあります。

また、設備の耐用年数が過ぎていると、設備を買い替えを余儀なくされるでしょう。居ぬき物件であれば一見費用が抑えられるので良いと思ってしまいますが、内見するときは天井や壁などの内装部分や設備が劣化しているかどうかも確認するようにしましょう。

居ぬき物件を借りる際は、内装工事をどの程度する必要があるのか見極めることが大事です。また、契約前にオーナーなどに前のテナントがどういった理由で撤退したのか確認しておくと良いでしょう。

同業種の場合、その土地では集客が難しいことも想定されます。よく考えたうえで決めることが後悔のない選択につながります。

新品ではなく中古の厨房機器を購入する

2つ目は、中古の厨房機器を購入することです。中古の厨房機器を購入すれば、当然ながら新品よりも機器の購入費用を抑えられます。

中古品を購入する場合は、日常生活で家電などを買う場合と同じです。問題なく使用可能か、保証期間はあるのかなどを確認しましょう。

厨房機器は、使用頻度が高く、厨房機器がないと営業することが難しいものです。購入後すぐの設備不良をするものもあり、確証を持って継続して使用できるものか分からないことがデメリットです。

設備不良といったトラブルの防止策は、保証書の有無と保証期間です。中古であっても動作確認や保証期間を設けている販売店もあります。

また、設置にはいくらかかるのかも事前に把握しておきましょう。厨房機器は家庭用と比べると大きいものになるので、自分での設置は難しいです。購入した場所に設置サービスがついていないと、施工会社に頼む必要がでてきます。

設置費がかかり、新品と値段が同じになる場合は、新品を購入したほうが保証期間なども長くて安心できるケースが多いです。施工業者に頼む場合は、複数の業者で見積もりを取るようにしましょう。

トータルでサポートしてくれる業者に依頼する

3つ目は、内装工事や内装のデザインをトータルでサポートしてくれる施工業者に依頼する方法です。

基本的に内装工事は、内装デザインを設計する側と工事を実際に行う側に分かれます。デザイン専門会社と内装工事を別々の業者に依頼すると、費用が高くなってしまう場合が多いです。

また打ち合わせの時間も2社個別に取る必要があるため、カフェ開業までの期間や打ち合わせの回数が増えます。

費用をできる限り抑えたいという方は、店舗デザインも行っている内装工事の施工業者に頼むことがおすすめです。

まとめ

今回は、カフェの内装デザインを考える際のポイントをご紹介しました。何よりも大事なのが、5W2Hを用いたカフェのコンセプト設計です。ターゲットや価格帯が特にカフェの内装デザインに影響を与えます。

カフェのコンセプトを明確に決めた後、コンセプトに付随するようにデザインや内装工事の費用を検討していきましょう。

カフェの開業を検討している方は、頭の中で理想とするカフェのイメージがついている方もいると思います。内装デザインにこだわったイメージ通りのカフェを開業し、居心地の良い空間を提供できるように顧客の立場に立ってコンセプトを考えていきましょう。