バーの内装を決める際のポイント!おしゃれな内装デザインにするには

バーを開業する際に、重要なのが内装です。内装によってお店全体の雰囲気が左右され、お客さんの定着率が変わってきます。

本記事ではバーの内装について、内装を決める際に重要なポイントや、バーの種類について紹介します。この記事を読めば、下記のことがわかります。

・コンセプトやターゲット層の決定方法など、事前に決めておくべき項目
・バーの種類と特徴、内装の種類
・バーカウンターの高さやバックバーの機能性、内装費用の相場

バーの内装について悩んでいる方は、記事を参考にしてより良い内装になるように役立ててみてください。

バーの内装を決める前にやっておくべきこと

バーの内装を決めるうえで、コンセプトやターゲット層、サービスの価格帯などがとても重要になってきます。まずは、事前に決めておくべきことを解説します。

コンセプトの決定

バーの内装を決める前に、お店全体のコンセプトは考えておきましょう。内装とコンセプトにズレが生じていると、リピーター率や売り上げ推移にも悪影響を及ぼします。

どういった場所に出店し、どのような人達に来てもらい、どんなメニューを提供するのかなど、考えておくべきことは多岐に渡ります。

たとえばビジネス街であれば、終業後のサラリーマンをターゲットにして、ある程度くつろぎやすい内装にするのが良いでしょう。

このほか、高級商業地であれば仕入れるボトルやグラスにこだわった客単価の高いバーに、若者が多い飲み屋街や歓楽街の場合は立ち寄りやすいカジュアルなバーなど、立地やターゲットによってコンセプトを決定するのがおすすめです。

ターゲット層の決定

バーの内装を決定するうえで、お店のターゲット層は事前に考えておく必要があります。年齢や性別、趣味、職業、価格帯などを絞ることで、バーの種類やコンセプトを決定しやすくなります。

たとえば年齢が20~30代メインの場合、バーといえど客単価を2,000~3,000円程度に抑えて、照明は暗くし過ぎず、適度にカジュアルな内装にして立ち寄りやすくするのが無難です。

価格帯の決定

内装を決めるうえで、価格帯も考慮しておくべき要素です。お店の雰囲気を決定づける内装と価格帯食い違っていると、リピーター率の低下につながりかねません。

内装やインテリアにかける費用だけでなく、ボトルやグラスの仕入れ値、人件費などを考えて、提供するドリンクやサービスの価格帯を決定しましょう。

オーセンティックバーをはじめとした高級路線のバーのお客さんはともかく、ダイニングバーやショットバーなどのお客さんは、サービスと価格に関するコストパフォーマンスを考えるものです。来客の満足度を高めるためにも、サービスに見合う適切な価格設定が重要です。

バーの種類

一口に「バー」と言っても、さまざまなバーの形態があります。ここからはオーセンティックバーやダイニングバーなどのバーの代表的な種類を紹介し、それぞれのバーのターゲット層や客単価などについて解説します。

オーセンティックバー

オーセンティックバーとはカウンターメインのお店で、一定の経験と技術を磨いたバーテンダーやソムリエといったお酒のプロが接客する種類です。内装は木目調のものから、モノトーンで揃えられたシックなものなどが主流です。

立地条件や家賃にもよりますが、客単価は5,000~10,000円ほどとやや高めで、高級なウィスキーやワインなどを提供する場合はさらに価格帯が高くなります。

主なターゲット層は40~60代のサラリーマンやOLで、落ち着いて美味しいお酒を嗜むためのバーとして人気です。

ダイニングバー

ダイニングバーは、お酒だけでなく食事も十分に楽しめるバーです。カウンター席よりもテーブル席が充実しているため、飲み会や宴会など、団体利用しやすい傾向になっています。単純な席数もオーセンティックバーやショットバーよりも倍以上多く、店内も開放感のある作りになっているのがほとんどです。

客単価は4,000~1,0000円程度で、一般的な居酒屋よりも若干高めです。結婚式の二次会や忘年会、新年会などに利用されるため、時期によってはたくさんの収益を見込めます。オーセンティックバーよりも大きい場所が必要で、家賃が高くなりがちなのは注意です。

ターゲット層は学生を含む20~50代の男女で、広範囲なターゲティングが可能です。満足度を高めるためには居酒屋ほど雑多な雰囲気でなく、上品かつカジュアルな内装にしましょう。

ショットバー

ショットバーは、オーセンティックバーやホテルバーをカジュアルダウンさせたようなところです。カウンター席メインで、テーブルは数席ほどのため基本的には1~4人での利用が向いています。

客単価は1,000~4,000円ほどと、ほかのバーよりも低価格です。客単価は低いもののカジュアルなバーのため、高級なボトルを仕入れなくともニーズが満たせます。

ターゲット層は学生を含む20~40代の男女で、ダイニングバーと同程度の広範囲なターゲティングが可能です。また、常連客によって経営が支えられる傾向にあるため、ビジネス街や高級商業地よりも、通いやすい住宅街に開店するのが多いです。

スタンディングバー

スタンディングバーは、所謂「立ち飲み屋」のバー形態といえます。居酒屋よりもやや洗練された内装が特徴で、イギリスのパブのような陽気でカジュアルな雰囲気が漂っているお店もあります。

客単価は1,000~4,000円ほどが多く、オーセンティックバーやホテルバーよりもやや低価格です。立地条件にもよりますが、スタンディングのため回転率はほかのバーよりも非常に高くなっています。ターゲット層は学生を含む20~30代の男女がメインです。

ミュージックバー

ミュージックバーとは、音楽とお酒を楽しめるバーです。アーティストの生演奏が楽しめるものや、大音量で機材から音楽を流しているところまで、さまざまなお店があります。一人飲みやデートのほかにグループでの利用も向いています。

取り扱う音楽ジャンルによって、客単価やターゲット層が異なります。たとえば、ジャズバーや昭和歌謡バーなどは50代以上、レゲエバーやアニソンバーなどは20代が多くなるでしょう。

アミューズメントバー

アミューズメントバーとは、アミューズメント施設とバーが一体化した飲食店です。スポーツバーやアニマルバー、マジックバーなどが代表的なもので、ミュージックバー以上にお店ごとのキャラクターが豊かです。

取り扱うアミューズメントによって、客単価やターゲット層、仕入れ値もお店ごとに異なります。各アミューズメントのファン層を掴んだうえで、コンセプトや価格を決めていきましょう。

バーの内装を決める際のポイント

バーの内装を決める際は、バーカウンターやバックバーのデザイン性、内装工事費用などのポイントを抑えたうえで検討する必要があります。ここからはバーの内装を決めるためのポイントを解説します。

バーカウンターの高さ

バーカウンターは、バーの内装の雰囲気を決める大事な要素です。バーに必ず設けられているバーカウンターは、その高さによってローカウンターとミドルカウンター、ローカウンターとして大きく分けて3種類あります。

まず、ローカウンターはカウンターの高さが70cm前後で、オーセンティックバーやホテルバーに採用されているものです。また、ミドルカウンターは高さが95cm前後でダイニングバーに、ハイカウンターは高さが105cm前後でショットバーに採用されています。

バーカウンターの高さによって居心地が全く異なるため、バーの種類や立地条件に合わせてカウンターの高さを調整しましょう。

バックバーの機能性とデザイン性

バックバーはバーカウンターと同じく、バーの内装の雰囲気を決める重要なポイントで、バーカウンターとともに機能性やデザイン性を決めていきましょう。

バックバーの機能性を考えるときは、バーテンダーやスタッフの作業のしやすさを念頭に設計しましょう。ボトルやグラスなどの配置は、作業のしやすさやホスピタリティの維持に大きく影響するため重要です。

バックバーのデザイン性は、内装とりわけカウンターとの統一感を考えると洗練した印象を持たれやすいです。たとえば、カウンターがブラウンであれば、バックバーもブラウン調にした方が好印象になります。

照明の色と明るさ

バーの内装をより良いものに引き立てるのは、照明の色と明るさです。バーの種類やコンセプトによって、照明の色や明るさを変えていきましょう。

たとえば、オーセンティックバーやホテルバーなどの落ち着いた雰囲気のバーであれば、オレンジがかった電球色にするのがおすすめです。

工事費用

飲食店の内装における新装の工事費用は、たとえば15坪だと1坪30~50万円ほどです。内装の工事費用の約半分は、電気やガス、水道、空調などの設備工事に費やされます。

物件の広さによって坪単価が変動する点は注意です。たとえば15坪の物件と50坪の物件を比べても、最低限必要な設備工事は変わらないため、50坪の方が坪単価は安くなります。このほか厨房設備の費用によっても工事全体の費用は変動するでしょう。

また、内装の工事費用をコストダウンしたい場合、新装ではなく改装や居抜きを考えるのも良いでしょう。その際、設備の位置を変更すると、新装と変わらないほどの費用がかかってしまうので注意してください。

まとめ

ここまでバーの内装を決めるために事前に考慮しておくべきコンセプトやターゲット層、価格帯の要素について解説してきました。コンセプトやターゲット層を決めておかないと、内装とお客さんのニーズにズレが生じて、お店の売れ行きに悪影響が出てしまいます。

また、バーにもさまざまな種類があるため、コンセプトや内装にマッチした種類のバーを開業するようにしてください。そのバーの種類によって、カウンターの高さやバックバーのデザイン性などのポイントをどのようにするか決めていきましょう。

匠工房では近畿エリアを中心に、バーや鮨屋、割烹料理屋などさまざまな飲食店の内装を手掛けてきました。もし、バーの開業やプロデュースを検討している場合は、テナント工房に一度相談してニーズの高い内装にしてもらってみてはいかがでしょうか。