美容室の外観をデザインするコツ!大事な要素と注意点とは?
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2024.9.2
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最終更新日:
美容室の外観デザインは、ここにお店があることをアピールしたり、ひと目で雰囲気を伝えられたりとさまざまな効果が期待できます。そのほか、外観でコンセプトが伝わればニーズに合わせた集客を実現できるでしょう。
本記事では、美容室の外観デザインを考えるときのポイントや注意点を紹介します。そのほか、デザインを実際に形にするには何をすべきかも紹介するので、美容室の開業を検討している方はぜひ参考にしてください。
美容室の外観デザインから得られる効果
美容室の外観は、おしゃれであることが多いですが、店舗によってデザインがさまざまです。外観デザインにこだわることで、さまざまな効果が期待できます。ここでは、美容室の外観デザインから期待できる効果を3つ紹介します。
お店があることをアピールできる
美容室で集客するには、まず店舗があることを知ってもらうのが大切です。実際に店舗を見てもらったほうが認識してもらいやすく、美容室があることを知って当日に来店する可能性もあります。
ただお店があることを知ってもらうだけではなく、外観デザインから美容室であることを認識してもらうのがポイントです。店内に入るまでどのようなお店であるかわからないと、なかなか足を踏み入れてもらうのは難しいです。
また、あわせて目にとまるような印象に残るような外観デザインにするとよいでしょう。どのようなメニューを扱っているのか、どのような方が担当してくれるのかなど、興味を持ってもらいやすくなります。
雰囲気を伝えられる
美容室の外観デザインによっては、よい雰囲気を伝えられる効果が期待できます。白色を基調とした外観デザインであれば、清潔感のある雰囲気が伝わるでしょう。一方でカラフルな外観デザインの場合は、個性的な雰囲気が伝わります。
美容室を経営するうえで大切なコンセプトは、外観だけではなく、内装にも一貫して反映させることが大切です。外観デザインの雰囲気に惹かれて来店したものの、内装とイメージしていた雰囲気が一致せずにリピーターを逃してしまうおそれがあります。
外観デザインで雰囲気を伝えたい場合は、外壁の素材や色などにこだわるとよいでしょう。実際に店舗周辺をとおる方だけではなく、SNSで外観デザインの写真を載せて、多方面へのアピールも欠かさないことがポイントです。
ニーズにあわせた集客ができる
美容室のコンセプトを外観デザインで表現することで、ニーズにマッチした方を集められる可能性があります。外観デザインでコンセプトが伝われば、思っていた雰囲気やイメージと違うという事態を避けられるでしょう。
ニーズに合った集客ができれば、リピーターの獲得にもつながりやすいです。リピーターによってよい口コミや評判が広まれば、さらに新規やリピーター獲得につながる効果が期待できます。
美容室の外観をデザインするうえで大事な要素
美容室の外観デザインは、ただ好みの素材や色などを盛り込むのではなく、お客さんの目線になったり長期的に経営することを考慮したりすることが大切です。ここでは、美容室の外観をデザインするときに大切な要素を3つに分けて紹介します。
お店のコンセプトを明確にする
美容室の外観をデザインするときは、コンセプトを反映させることがポイントです。そのため、デザインを考える前に、コンセプトを明確にしましょう。コンセプトを明確に設計するためには、美容業界や競合美容室のトレンドなどをリサーチすることが大切です。
コンセプトを明確にするうえで集めたデータは、分析などで活用することで、コンセプト以外にターゲット層の決定の参考にもなります。どのようなターゲットにするのかで、おしゃれさを優先するか、清潔感を大切にするかなどが定まってくるでしょう。
また、美容室に訪れる方のほとんどは、美容師のスキルだけではなく、コンセプトや店内の雰囲気を見て来店するかを決めています。来店の決定につながるような要素を、コンセプト、そして外観イメージに取り入れるとよいでしょう。
入りやすい雰囲気にする
多くの方に来店してもらうためには、外観デザインを入りやすい雰囲気にすることが大切です。入りやすいお店は、清潔感がある、親しみやすい、暖かい雰囲気が感じられる、などの特徴があります。
たとえば、清潔感を出したい場合は白色を基調とした外観デザインを取り入れたり、暖かい雰囲気を出したい場合は木目調やレンガなどの外壁を採用したりするとよいでしょう。外観にも影響するエントランスには、明るい色の壁や照明などがおすすめです。
そのほか、どのような工夫をすれば入りやすい雰囲気になるのか、ポイントを3つの項目に分けて紹介します。店内に足を踏み入れてもらえるように、お客さん目線で入りやすい雰囲気づくりに努めるとよいでしょう。
店内の様子が見える
はじめての方でも入りやすい雰囲気を醸し出すために、店内の様子が見える外観にデザインすることがポイントです。店内の内装や雰囲気はもちろん、美容師やスタッフの働いている様子や接客態度などをアピールできます。
美容室が繁盛していれば、店内の様子を見てもらうことは、印象アップにもつながるでしょう。直接繁盛している様子を見てもらえると、テレビ広告やSNSなどでの宣伝よりも、美容室の雰囲気を効果的に伝えられる可能性があります。
また、店内の様子が見える外観をデザインする際、大きな窓やガラスのドアなどを設置することがおすすめです。ただし、プライバシーに関わることなので、店内の一部を見せるイメージで設計するとよいでしょう。
直接店内を見せるのが難しい場合は、看板や外壁などに店内の様子が見られる写真を掲載しておくこともおすすめです。とくに、2階以上に店舗を構える場合や、人通りが多すぎてプライバシーに関わる場合などに検討してみるとよいでしょう。
開店しているのかわかるようにする
スムーズに足を踏み入れてもらうには、開店しているのがひと目で確認できることが大切です。もちろんですが、定休日を把握していない方もいるので、わざわざ店内を覗かなくても開店していることがわかるようにしましょう。
たとえば、理髪店の前に設置されている赤色と青色が特徴のサインポールは、くるくると回転していればお店が開店しているとされていました。開店または閉店をわかりやすく伝えられれば、お店の前をよく通る方に自然と定休日を覚えてもらえる可能性があります。
しかし、美容室でサインポールのような装置を設置しているところは少ないです。とくに、サインポールは昔ながらの雰囲気が出てしまうので、おしゃれな雰囲気を出しつつ開店しているのを伝えられる工夫を施すとよいでしょう。
わかりやすい入口の設計
訪れやすい環境を整えるには、お店の入り口をわかりやすい位置に設計することが大切です。おしゃれで清潔感のある外観でも、入り口がどこにあるかわからなければ、来店の機会を逃してしまうおそれがあります。
入り口を設計する際、人どおりの多い方向にエントランスを設けることがポイントです。しかし、周りの方々に注目されずに美容室に入りたいという方もいるので、ターゲット層の目線になり、ニーズに合わせて設計しましょう。
また、店舗自体が隠れ家風でわかりにくい位置にある場合は、看板などで入り口まで誘導することがおすすめです。看板の種類は、袖看板や屋外壁面看板、スタンド看板などがあるので、外観デザインに合わせて選ぶとよいでしょう。
メンテナンスをしやすくする
美容室を長期的に経営することを考慮すると、メンテナンスしやすい外観にするのもポイントです。メンテナンスしやすい外観にデザインすると、清潔感のある雰囲気を継続してアピールしやすくなります。
清潔感のある外観デザインにする際、白色を基調とした外壁を採用するところが多いでしょう。白色は汚れが目立ちやすい色なので、外壁すべてを白色にするよりも、黒色や茶色などの落ち着いた色を部分的に取り入れることもおすすめです。
外観をデザインする際の注意点
美容室の外観デザインを考える際、よい印象を与えるためのポイントを踏まえるだけではなく、いくつかある注意点も把握しておきましょう。ここでは、美容室の外観をデザインするときの注意点を3つ紹介します。
内装との統一感があるか
美容室の外観デザインは、内装の雰囲気と統一させることがポイントです。外観と内装の雰囲気があまりにも違いすぎると、外観に惹かれて入店した方は、イメージと違うと感じリピーターとなる可能性が低くなってしまいます。
外観デザインよりも、内装のほうが雰囲気がよいと印象を受けてもらえれば問題ありません。しかし、外観は高級感があっておしゃれなので、内装が質素な印象が強いと、がっかりされてしまうでしょう。
また、外観デザインと内装の統一感を出すには、どちらにもコンセプトを影響させることがポイントです。先に外観デザインを考える場合は、外壁の素材や色合い、柄などを内装にも影響させると、自然と統一感をつくり出せるでしょう。
プライバシーを守れるデザインか
美容室に訪れる方のなかには、施術を受けている様子を周りの方に見られたくないという方もいます。そのため、通行人の視線からのプライバシーを守れるデザインであるか確認する必要があります。
プライバシーが守れている外観の美容室は、リラックスして施術を受けられ、居心地のよさからリピートにつながる可能性が高いです。窓を一切設けていないと閉鎖的な印象を与えてしまうので、プライバシーが守れる個室を別で用意することもおすすめです。
プライバシーに関わる可能性があるとはいえ、店内の様子を一部でも見てもらうことで、集客率アップや宣言効果にもつながるメリットがあります。プライバシーを守りながらも、宣伝効果を発揮できるように窓やドアの設置位置を考慮するとよいでしょう。
耐候性・安全性があるか
美容室の外装に関わらず、建物の外装は太陽の日差しを長期間浴び続けると、自然と劣化していくものです。とくに、強度の弱い外装だと、日差しの影響ですぐに変質・膨張するおそれがあります。
外装が変質したり膨張したりすると、建物自体の強度に関わってきます。お客さんやスタッフ、周辺の歩行者などの安全を守るためにも、強度のある素材を外装に取り入れることがポイントです。
また、道路から店内に入るまでの外装に階段などを設置する場合、安全に入店できるかを考慮しましょう。たとえば、ハイヒールを履いた方や高齢の方でもスムーズに入店できるように、階段を緩やかなスロープにするなどの工夫を施すとよいでしょう。
イメージした外観デザインを形にするには?
美容室の開業にともない、イメージした理想の外観イメージを形にすることが重要です。外観のデザインをスムーズに実現するためにも、どのような外観にしたいのか明確にイメージしておくのが大切です。
外観デザインのイメージが不透明であれば、デザインに関する専門家に相談しても、理想に近づけられないまま開業に至ってしまうケースがあります。ここでは、外観デザインを形にするときにすべきことを2点紹介します。
物件を探す
美容室の外観デザインのイメージが明確になったら、実際に開業する物件を探してみましょう。物件の立地は、今後の売り上げを左右するものなので、さまざまな物件を比較しながら慎重に探すことがポイントです。
美容室であれば、人どおりの多い立地にある物件がおすすめです。しかし、好条件の物件ほど賃料が高くなる傾向にあるので、回転資金の予算と比べて長期的に経営が可能なのかを考慮しながら探しましょう。
また、希望する物件の近くに競合となる美容室の有無も確認しておきましょう。中古物件を利用する場合は、外装や内装が傷んでいる可能性があるので、補強や改装などにかかる費用もチェックが必要です。
プロの業者に相談する
理想の外観デザインを実現するには、プロの業者に相談してみることがおすすめです。すべての理想を実現することは可能なのか、安全面を考慮したうえで改善すべき点はあるか、などのポイントでアドバイスをもらうとよいでしょう。
相談する業者を選ぶときは、美容室などの美容業界のデザインに携わったことのあるところがおすすめです。今までの施工実績にはないデザインを提案してもらって参考にすることで、ほかの美容室との差別化が図れるでしょう。
まとめ
美容室の外観デザインは、お店の印象や集客率などに大きく影響する要素です。外観デザインで好印象を与えられれば、新規の獲得につながる可能性が高まります。 店内に足を踏み入れてもらい、内装にも好印象を抱いてもらえれば、リピーターが増える可能性もあるでしょう。しかし、理想のデザインを店舗に取り入れられるかは、プロの業者に相談してみなくてはわかりません。
テナント工房では、滋賀・京都・大阪をメインに店舗やオフィスのデザイン設計を手がけています。美容室の開業を検討している方は、物件探しからアフターフォローまでトータルサポートしているテナント工房にぜひご相談ください。