Episode.62 みばやし歯科様(後編)
――良かった提案
三林院長:良かった提案しかない。
T:嬉しい。
三林院長:一番良かったのはやっぱり受付ですかね。最初「バチバチいけまっせ」「他の医院の上の上行きます!」みたいな!言い方あれですけど!(笑)
U:でもリアルにそうでしたからね!(笑)
三林院長:そうそう(笑)「本当にすごいのできますよ」っていうのをお聞きして、他のクリニックの施工事例を見させていただいて、あ、すごいな!って本当に思いました。その金額をお聞きして、「倍ぐらいかけたらどうなりますか?」ってお伺いしたんです。そしたら「もっとすごいのできます」っていうから、「じゃあやりましょう!」って流れだったんですよね。(笑) その代わり別の部分を削りましたけど、それでも綺麗で気に入っています!
U:途中でTの妄想を止められなかった僕の責任でもあります(笑)
三林院長:え?いやいや、むっちゃいいですけど!あと古建具の提案は良かった!
T:左官屋さんに紹介していただいたんですよね。あの方のおかげで素敵な古建具に出会えてね。
H:結構探したんですよね。
T:むっちゃ探しました。建具どうしようかって悩みましたね。
三林院長:そうそう。最初みていた古建具は1枚あたりの金額がすごく高くて。何枚も必要なので、それはやばい、ほな既製品でいきましょうかってなったんですよね。やけど既製品は面白くなくて、古建具屋さんをご紹介いただいて、結果良かった!
H:むっちゃいい!味が出てるのに金額は安くなったっていう驚きの方が大きいですね(笑)
U:通常素材感が違うと、浮いて見えてしまうんですけど、全然マッチしとるからめっちゃいいね!
H:1つずつ扉が違うのもいいですよね。先生が実際に見て選んでもらったし。
三林院長:そうそうそう、選びに行かせていただいて。大事件ありましたよね(笑)
H:事件ありましたね~…
三林院長:一回扉が全部なくなってね。
T:そうそう。設置する半年前ぐらいから取り置きしていたんですよね。で、「そろそろ建具~…」ってお店に行ったら、お店のおじいちゃんがまさかの「あれどこにやったかな?」って言われて。他の人に売ってしまっていたんです。「えー!?」ってなって、もう一回先生呼んで、選び直し(笑)
三林院長:楽しかった!2回行けたし。
H:それを良かったと言ってくれるの優しすぎます…
U:普通やったらなんで頼んでいたものがなくなるねんって業界的にはアウトな話やし。
三林院長:まあでもテナント工房さんが悪いわけちゃうし!
U:古建具を病院に入れるという発想がなかったので僕たちも初のお取引だった業者さんでした。結果的には喜んでいただいて、僕らは何よりです。
(左奥が三林院長、右奥が営業U、左前が設計T、右手前営業H)
――うまくいかなかったこと
三林院長:エアコンぐらいですかね。ガス配管が漏れていたんですよ。最初工事入る前は動いていたんですよね。
H:そうでした。工事終わって、いざつけようしようと思ったらつかなくて、「え!?」ってなって。調査の専門の人を入れて見てもらいましたね。結局外の室外機に近いところがダメになっちゃったんですよね。
U:そうでしたね。先生にもご理解いただいたんですが、やっぱり経年劣化で工事をする中でちょっとした振動でも、動かなくなってしまうなどがどんな現場でも既存の物を使用する難しさがあります。最終まで動くかは、工事をすべて納めないとわからないということもありますね。
三林院長:そうですよね。あと何かありましたっけ?
U:あります!僕が途中で離脱してしまったこと。弊社の運動会で何百人のスタッフの前で全力疾走して肩を骨折してしまって。
三林院長:そうやん!そのタイミングでしたね。
U:僕のうまくいかなかったことですね…
三林院長:それはうまくいってないですわ!(笑)
U:先生にはご迷惑をおかけしました。TとHが現場の写真を定期的に送ってもらってサポートに入るという体制になりましたね。
H:本当に迷惑でした!!(笑)
三林院長:それはHさんもっと文句言っていいやつ!(笑)その時に本間さんずっと付いてくれたんですよ!僕は助かりました!
―印象に残っているエピソード
三林院長:受付のパースを見た時は印象に残っている。「こんなんできるんだ!」って。あとはUさんと初めてお話させていただいた時に、「先生とりあえず枠組みでこの金額を上限として決めましょう。そこから下げられるところは下げていくんで」みたいなセリフを仰った時はすごい営業やなっていう印象も残っています(笑)
U:圧が掛かったってことですね、すみません(笑)
H:圧かけてそのあと骨折して途中で離脱するってやばいじゃないですか!
三林院長:これがでもね、大事なんだなとは思います。大きな金額が動く話をする時に、細々話すのではなくて、枠組み一回決めて、この上限からは基本的には出ないようにして、上限から下げられるようにしましょうかって言ったら金額が明確にわかる。
H:目標が一旦決まりますもんね。
三林院長:そうそう。下がってったら自分にとってプラスしかないじゃないですか。あの時はまだ銀行からお金借りられるかわからなかったので安心材料にはなりましたね。あとはTさんと某チェーン店で打合せしていたことがめっちゃ印象に残っています。ずっとピーチティー頼んでた(笑)TさんとHさんの3人で2時間~3時間話をしていましたね。
T:そうですね。長くて4時間ぐらい話していたこともありましたね。
U:それぐらいの内容はあったんですよ。Tが帰り道で「時間足りなかった」って話していたこともあります。
三林院長:え、そうなん!僕は長っ!て思っていました。(笑)
U:そうですよね(笑)Tはイメージを具現化していくのが仕事。僕は具現化したものを見積もりする立場であって、具現化したベースがぶれてしまうとお客様に迷惑かかるので。
三林院長:こんな細かく決めるんやっていうのがすごく印象に残っていますね。だから正直、当時はめんどくさいなと思っているところもあったんですけど、「こんな決めるもん?別にどれでもいいよ?」「いやいや、先生ちゃんと決めてください」「ここはどれにしますか?」「これにしましょう」って会話めっちゃした。結果、僕が決めなあかんかったんやなって、今になって思います。完成して決めたところがイメージとずれてなくて、そこの整合性取ってもらったのはTさんだと思うので感謝しています。だから打ち合わせの時間は結構思い出やなと思ってますね。
T:良かったです。ありがとうございます!
H:私も打ち合わせ楽しかったです!
【オープン後のお客様の反応】
H:業者さんから患者さんの年齢層若いって聞きました!
三林院長:若いですね!でもおじいちゃん、おばあちゃんも来ますよ。
U:工事するにあたって近隣に挨拶回りをさせていただいた時、「なんで早よ開業せえへんの?」とお叱りを受けるという挨拶までありましたけど、来てくれてはりますか?
三林院長:多分来てるはずです!(笑)オープン後のお客様の反応は、まず皆様畳に驚かれるのと、あと受付よりかは診療室がめっちゃウケいいです!扉で全部仕切ってできるのでプライバシー確保もありますし、扉の古建具が結構良くて!新しい医療施設に行くのってちょっと緊張するじゃないですか。でも古建具を取り入れたから実家じゃないけど、ちょっとだけ落ち着く感じがあるんです。
T:なるほど!落ち着く場所に帰ってきたって感じですね。
三林院長:そうそう。医療施設じゃない雰囲気が若干あるので、扉から入る時に皆さん緊張なさらないんですよ。チェアが倒れてタオルかけられる時に、「あ、歯医者や」「今から抜歯されるのか」みたいに緊張されるってことが多いんです(笑)でも僕が一番こだわった受付は入ってきて「おおっ!」ていうよりかは「診察券出さな」とか気を取られるんであんまり見ない。で、受付で対応するから見ないっていう(笑)
T:確かにそうかも!
U:入ってきた時だけインパクトありますね!
H:受付は病院の顔でもありますしね。
三林院長:迫力はあるんですが、結構スッと院内に入って、診療室入る前に「おおっ!」で、診察終わって受付に戻った後に「なんかすごい綺麗な受付やん!」の流れ(笑)
T:でも診察室を個室にしたのが一番良かったですよね。
三林院長:それはほんまによかったです!しかも個室で、尚且つ患者さんが座ると出入り口が見えない配置になっているのが結構いいんですよ。各部屋の出入り口が見えないんで他の部屋さえ見えない。気にならない。僕らは診療中ちょっと忙しくて扉を開けちゃっていたりとかするけど、それでも他の患者さんが他の部屋が見えないので、そこはすごくいいです!
U:治療されるにあって、どうせならリラックスした状態で受けていただくのがベストですし、患者さんも緊張されていたら先生も治療しにくいというのは他の医院でもお声を聞くんですけど、やっぱりそうですか?
三林院長:その通りとや思う。個室にしてから歯医者が苦手な人がよく来ます。僕、人生で2人レントゲン写真中に怖くて泣かはった方がいたんですよ。今4人に増えました。でもその方達は今なんとか治療受けているんですよ。
H:すごい!泣いてしまった理由はレントゲン室がせまくて怖いからですか?
三林院長:今から歯科治療が始まるのを想像して怖いからですね。たまにあります。他の歯医者では来られないタイプの患者さんが選んできてくださることが多いんです。口コミやホームページの内装をみて来てくださるんでしょうね。
H:安心して通える環境ということですね!やっぱり個室というのが大きいんでしょうね。
T:私、歯医者嫌いなんですよ。初めて歯医者に治療しに行ったのが成人してからなんですよね。怖かったんで、親についてきてもらったんです。その時、個室がいいなと思ったんです。で、先生の要望が個室だったので、どうにか個室を入れようと試行錯誤していました。
三林院長:そうだったんですね!
T:個室って動線や隣の患者さんとの距離感などデメリットメリットありますね。でも患者さんにとってはメリットしかないと思っていて。
三林院長:そうですよね。デメリットはもちろんありますけど、まあ僕たちが工夫すればいい話であって、今のところは問題ないです!
U:お客さんの反応が良くて何よりです!ありがとうございます。
――お店のPR・今後の展望
三林院長:医院自体が和風で作り込んであるのと、かなり落ち着くっていう、その安心感につながるところにはもう全て力を割いて作り上げた医院なので、安心感や過ごしやすさは確実に感じいただけるかなと思います。その上で機器についても歯科専門機器メーカーさんに選定して選んだもので、かなり安心感のある機材を取り入れています。使っている我々としては安心感のある機器で診療ができるので、治療の精度にもつながってくるのかなと思います。あと、僕自身がまだ年齢が若いっていうのもあって、スタッフの平均年齢も若いです。
T:若い!よくInstagramでも見ています!
三林院長:ありがとうございます!なので結構新しいことを取り入れています。ティースジュエリーや歯科点滴。歯科点滴は高濃度ビタミンCとか白玉とかマイヤーズなどの美容点滴と同じような成分を含んだものを使っています。使用目的としては歯周病や創傷治癒の促進っていう形で提供できるんです。だから我々一応点滴打てます。機材もあります。あとはボトックス、ボツリヌス菌使ったボツリヌス毒素製剤の使用。僕は目より下であれば全部打つことができるので、口角とかエラボトックスとかスマイルボトックスとか色々ありますが、全部できます。薬剤もありますし、講習も受けていて認可も降りています。だから美容系もいけます!美容施設よりちょっと料金は安いと思います。
U:そうやったんですね!
T:予約して帰ろうかな!(笑)
三林院長:保険ではなく自由治療になるので、言っていただければどこでもやります!もちろんホワイトニングもやりますよ。
U:…。仕事無視して食らついているやん!
T:これすごい!
H:めっちゃいいですね…!
三林院長:美容系になると若い方も来られるので個室だからこそ話しやすいと思いますね。オープンの席やったら、料金表見て「えっ!?安っ」とか言えないですしね。
H:何に悩んでいるのかも話しにくいですもんね。
三林院長:そうそう!僕の感覚では、最近入れ歯作っているより歯を白くしたりしている方が多いかもしれないです。あんまり入れ歯触ってないです(笑)
U:そうなんですね!でも美容を取り入れるのは新たな試みですよね。
三林院長:そうですね。補綴系いわゆるジルコニアクラウンやノンクラスプデンチャーという金属金具を使わない入れ歯なども行っていて、技工士さんは先代からお願いしている方と、僕が信頼している方にお願いしています。めちゃめちゃ上手いんですよ。デンチャー(義歯)も上手いし、ジルコニアも上手い。だから自費関連に関しては結構自信があります。インプラントはモニターのSPIっていうメーカーのものを使っていますが、結構今しっかりデータも揃ってきていています。技術としてはすごく良くて、安心できます!
U:治療だけじゃなくて幅広いということですね。わかりやすく言ったら虫歯から美容まで全部フルカバーですね。
H:特に女性だと一連の流れで完結するから安心できるかもしれないです。
三林院長:ただ、うちは口腔外科の施設がないので、オペとかはできないです。その分は近く口腔外科で静脈内鎮静、いわゆる寝ながらインプラントできる先生がいらっしゃいます。口腔外科で鎮静かけながら抜歯もできますし、その先生がうちに来て鎮静打ちながらインプラント打つこともできます。
U:なるほど。患者さんは安心してずっと通える、一つの箇所だけで全部が完結するっていうイメージですね!
T:この調子でいけば2階でね?
H:2階の話もどうぞ!
三林院長:半分ネタなんですけどね!(笑)飲食店も経営したいなって…(笑)
U:ネタっていうかその話をされていた時は先生マジでしたけどね!(笑)これは弊社のアピールなんですけど、メディカルはメディカル専門の営業、店舗は店舗専門の営業がいます。実はこれHはどちらもできるんです。
三林院長:そうなんですか!今空き物件があってワインバーを開きたいなとも考えていて!
H:先生、寝る時間なくなりますよ!(笑)
U:でもこういった先生柔軟性が今の仕事にもつながっている部分もあるんでしょうね!
三林院長:柔軟性は大事!「こうでなればならない」がないからね!例えばスタッフに、自費治療もおすすめしておいてと伝えて、スタッフ1人でかなりの高額を自費で上げてきてくれている人もいます。
H:すごい!
三林院長:いい意味で自由にやってくれる。ここで個室の強みが生きてきますね。僕もスタッフを信頼しているので!めちゃくちゃなこと絶対しないってわかってるから。
U:今まで聞いたことないです。
三林院長:働く側も多分面白いと思います!もちろんお給料にも還元するので、モチベーションが上がりますし、福利厚生も充実する。福利厚生を充実させるためにやっているとスタッフも話していました!
U:今後の発展も楽しみにしています!
三林院長:ありがとうございます!





