Episode.61 みばやし歯科様(前編)
――開業、問い合わせのきっかけ、決めた理由
三林院長:元々先代の父がみばやし歯科を建てて、多くの患者さんから「親しみやすかった」とか「先生が優しい」っていうような評判をいただいていました。この周りの医院さんも増えている中で僕が引き継ぐことになり、父の良さは残しつつ、父を超えていく医院にしていきたい。僕の色や、やりたいことを前面に出していくことを決め、開業になりました。
営業U(以下U):お父様の医院づくりも素敵ですね。弊社にお問い合わせいただいたきっかけって医療機器メーカーさんからのご紹介でしたよね。
三林院長:ありがとうございます。そうそう!ご紹介いただきましたね。元々の医院がだいぶ和装・和風よりで、僕の開業イメージが「綺麗」をイメージするか、もしくは「和室」でガッチガチに固めるかでした。で、医療機器メーカーさんからいろんな内装リフォーム会社の資料をいただいて、大体横文字カタカナの名前が多い会社の中で、「匠工房」って明らかに和だよねっていう。
営業H(以下H):えっそれが理由だったんですか!?
三林院長:うん、「名前が明らか和だよね」がまずきっかけ(笑) お仕事内容とかはいろんな思いを持ってやってらっしゃる方々だったので、こっちがダメでこっちが良くてっていうより、最初のきっかけとしてはお店と屋号が和やから。
設計T(以下T):匠工房で良かった~
三林院長:結構医療関係やと横文字多いですからね。
U:そうですね、○○メディカルとか!
三林医院長:ただHPに掲載している施工事例を見て、新しくゼロから作り上げるというよりは、既存の物件をリフォームするのが得意で、実績も多いのかなと思ったのも決めた理由の1つです。あとは綺麗系より落ち着いたアットホームな内装が施工事例に多かったので、それだったら僕のイメージに合うかなと思い、テナント工房さんに決めさせていただきました。
H:ありがとうございます。
T:一番良かったかもしれない、匠工房という名前で!(笑)
(左奥が三林院長、右奥が営業U、左手前が設計T、右手前が営業H)
――開業まで不安だったこと
三林院長:お金ですね。
U:開業までのお金ということですね。
三林院長:そうですね。他社さんで内装リフォーム費用をざっくりは出してはいただけるんですけど、やっぱりばらつきがすごく大きかったんです。一番低い金額で〇万円で工事できますよって会社に対して、御社はその金額の2倍だったので最初はすごく高く感じた。だから不安ではあったんですが、話してみた雰囲気は信頼していたのでお任せしたいって思っていました。なので、金額しか不安がないです、言ってしまえば!
U:そうですよね、最初そのお話をした思い出があります。
三林院長:そうそう。お話している中では設計関連は信頼していたので、不安はなかったです。営業お二方にはちょっと耳が痛いことかもしれないんですけども…
U:いえいえ、大丈夫です!
三林院長:ただ出来上がったものを見てしまえば金額をかけて良かったとは思っています!
H:ありがとうございます!
――担当の印象
H:まずUの印象からお願いします。
三林院長:めっちゃストレートでいいんですか?ザ営業の人やなっていう。
U:ありがとうございます。
三林院長:ざっくばらんに話をいただけますし、気さくな対応であったり、締めるところは締めたり、言いにくいところをそのままストレートにお話いただいたり、そういう場面を見せてもらったので、ザ営業の方だなっていうイメージ。僕は33歳でまだまだ下っ端でUさんとは年齢が離れているのにすごく下からお話しくださって(笑)
U:いえいえそんなことないです!(笑)
三林院長:でも本当に気さくに楽しくお話しできて工事も順調に進みましたね。一言でいうと安心感!
U:ありがとうございます。Tはどうですか?一番話す時間が多かったですよね。
三林院長:Tさんは僕がめちゃめちゃ大好きなタイプのオタクです。物事に対して探求心がすごくて、他の人の話をあんまり聞かない感じ。「これと思ったらこう!」やし、自分の理解解釈をちゃんと図面に落とし込んで、総合的に整合性を取るために他の内容も含めて全部合わせてくる。ある程度の妄想力も必要だから!僕もアニメ、ゲームが好きなオタクなので気持ちがわかります。Tさんは自分だけで妄想するのではなくて依頼主からの要望を取り入れながら、自分の中でのしっかり世界観を作って提示して、間違っている部分に関しては削除してもう一回作り直してくれる。アニメに例えると、このシーンを変えてしまうと、お話自体が崩れてしまいますよってところは、「先生これはこれでいきましょう」というようなストップがかかるんです。だから僕らはこの妄想ができなくて、妄想できているのはTさん1人なんですよね!(笑)
T:確かにそうかもしれないです。
三林院長:僕の気持ちも理解して設計図を描いていただけたので、すごく頼もしくて、面白い方でした。
T:ありがとうございます!
H:先生が大事にされているコンセプトの部分、思いの部分をTはちゃんといつも形にしますもんね。
三林院長:そうそう。多分人の気持ちや思いを受け取るのがすごい上手な方なんやろうなと思っていました。ただオタクやからこそ、ちょっと自分なりの世界観を取り入れてくる(笑)
H:確かに私もわかります。パースみて、Tの頭の中はこんなことなってたんやなと思うことも多々あります(笑)
三林院長:妄想するのが職業ですもんね!
T:でもちょっとやりすぎたかな?とも思っています(笑)
三林院長:いやいや!受付めっちゃいいですよ。すげえなって!
T:よかった…!
H:Tの提案に先生が応えてくださったから素敵な医院ができたんですよね。
U:そうやね。いくら設計担当がやりたいって言っても、クライアントがノーって言ってしまえばその提案は終わってしまいますし。Tの思いを先生が応えて下さって、先生の思いも合致したからです。不安はあったものの、うまいこと噛み合ったという。金額も含めていろんな選択肢でご提案もさせてもらいましたね。
H:トイレも先生から「杉板貼って」って言ってくださったし。先生からそんなご提案いただけるなんて!って思いました。
T:そうそう!最初クロスでしたからね。「いいんですか?」「トイレにここまでやりますか?」って聞きましたもん。
H:めちゃいいですよね…トイレこもりたいですもん(笑)
三林院長:そうですね(笑)お気に入りポイントいっぱいですね!
U:Hはどうですか?
三林院長:Hさんは本当にお優しい方で…
H:いや、腹黒です。
三林院長:それは絶対ない!(笑) ほんまにいろんなことに対して気遣っていただいて、時間が遅くなったり、金額だったり、言いづらいことをすごく言いづらそうに言ってくれた。あー優しい方なんやなって。営業ってなると押していかなあかんとこも難しいですよね。
H:そうなんです。めっちゃ苦手なんです。
三林院長:僕も自費運動めっちゃ苦手です。Hさんは多分デメリットだと感じてらっしゃるかもしれないですけど、それって僕らからすると安心感ではあるんですよ。Hさんも金額上げたくなかったかもしれないけど、かかってしまうから仕方ないんやなって思えた。「ごめんなさい…」はかなり伝わっているので、良し悪しではあるとは思うんですど、僕はHさんやったから、「それぐらいなら仕方ないよね」「しゃあない、払いましょうか」って思えた。僕はHさんのことを本当に素直な方で寄り添ってくれる、そういう優しい方だなっていうイメージがすごく大きいです。なので営業の方っていうよりかは、ちょっと仲間内みたいな感覚でした!
H:そうなりたいです。本当に。
三林院長:いや、着実に素敵な方になってると思う!
H:嬉しいです…Uのような営業にはなれないので…
三林院長:いや、Uさんになるのは無理ですよ!(笑) 僕も憧れている先生いるんですが、僕はあんな風にできないんですよ。その先生は目指す先ではなくて憧れで、逆に目指していったら変な方向にいってしまうと思う。僕は僕やし、経営してたらいろんな不安ありますけど、経営者なんて何万人といるから別に全員が同じじゃない。何万通りあるわけで、その中でどれか選んでいいよって感覚。だから別に自分の好きなように生きていけばいいよ!
H:型にハマらんでいいってことですね。
三林院長:そうそう。経営本もめっちゃあるじゃないですか、誰か知らんわみたいな作者も多い。でも他人の生き方はヒントにはなると思うから、参考程度にね!
H:なるほど、勉強になります…!今後相談事あったら先生にしたいです…(笑)
T:Uからみた先生の印象はどうですか?
U:先生の印象は初めてお出会いした時、真面目な先生やなっていうイメージがあった。デザインに対して「こんなんが好きやねんけどできる?」とか「切粉が好きで」とか、好みやヒントを的確に与えてくれる方。これはお褒めの言葉として捉えてほしいんですが、お金の面ではシビア。「もう任せるわ!」というドクターも数多くいらっしゃいますが、先生の場合は上限を決めて、きちんとその中で収まるように舵を取られていました。こだわりも強い分、優しさもあるとは思いましたね。
三林院長:ほんとですか。ありがとうございます。
U:継承されるにあたって、自分がやりたいことだけではなく、先代の内装や想いも生かして、先代の医院があるから今の自分があるっていうことをご理解されているので、優しい方でもあり堅実、真面目という根底の部分は変わってないのかなと思っています。ただこの頃驚いているのは、Instagramで見ましたが「ティースジュエリー」を取り入れられている。遊び心があって時代に即した形だなと思いました。患者さんのお声があって取り入れられたのかなと思いますし、最近だとネイルOK、ピアスOKの職場も増えているように時代に合わせた感覚をお持ちなんだなと思います!実際に先生もピアスされていますしね!
三林院長:そうなんです。スタッフもピアスOKにしていますし、患者さんからも「先生ピアスついているんですね!」「そうなんですよ!」みたいな会話もよくします!どういう気持ちで言っているのかわからないですけど、僕は好意的な方で捉えていて、「ピアスの先生って覚えました!」って言われることもあります(笑)
U:先生と患者さんの距離が近くなりますよね!
H:話しやすさが全然違うと思いますね。
三林院長:あと、僕もたまにジルコニアのピアスをつけているんですよ。歯科でもジルコニアを使うので、たまに「人工ダイヤモンドとかはジルコニアだからこれと一緒です」とか言って説明したりします(笑)
T:説明しやすいですね!(笑)
U:新たな歯科医の境地みたいな感じですね(笑)





