オフィスの内装をおしゃれにするコツ!注意点はある?

オフィスの内装は、社内の雰囲気はもちろん、社員のモチベーションや生産性においてもさまざまな影響を与えます。また、来社する取引先や社外の方々には、会社のイメージアップにもつながることから、できるだけおしゃれな空間に仕上げたいものです。

今回は、オフィスの内装により得られるメリット・デメリットをはじめ、おしゃれな内装にするためのコツを紹介します。また、内装工事をする際の注意点もあわせて解説するので、おしゃれなオフィスを目指す方はぜひ参考にしてください。

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オフィスの内装をおしゃれにするメリット

ビジネスパーソンのなかには、洗練された環境で働きたい、出社するのが楽しくなるようなおしゃれなオフィスで働きたいという方が増えています。

国内では、職場は仕事をするところという意識がまだまだ根強くあるものの、多様性を求められる時代となり、遊び心がありながらもおしゃれで機能的なオフィスを求める傾向が強まっています。

1日の約1/3を過ごす場でもあるので、居心地のよさも重視したいところです。はじめに、おしゃれな内装のオフィスにするメリットを紹介します。これから開業や移転を検討している方は、ぜひ目を通してください。

社員のモチベーションを向上させられる

おしゃれな内装にすることにより、社員のモチベーションが上がり、愛着がわくといった効果が期待できます。地味なオフィスデスクが並ぶ環境よりも、洒落たカフェのような空間で働く方が気持ちもよいでしょう。

また、クリエイティブ系の会社ならトレンドに敏感な社員も多いので、モチベーションアップにつながりやすいです。一人ひとりがこの会社で働きたいと思うようになり、離職率の低下も期待できるでしょう。

コミュニケーションが活性化する

デザイン性に優れた内装の場合、ラウンジがあったりフリーアドレス席であったりと、社員が自由に交流できる場が設けられている傾向があります。

毎日同じデスクに座る必要がなく、その日の業務に合わせて社員同士が交流できるので、社内のコミュニケーションが活発になることが期待できます。

社員同士のコミュニケーションが活性化すると、部署に関係なく交流できるため、新しいアイディアや業務上の問題解決が進むなど、相乗効果も期待できるでしょう。

生産性を向上させられる

デザイン性・機能性に優れた環境は、社員が企業に対して愛着を持ち、この企業で働けることを誇りに思う傾向があります。また、企業の価値に見合う仕事をしようといった高い意識を持つ人材が育ちやすく、結果的に生産性が向上します。

集中できるエリアや仮眠も取れる休憩室など、目的に合わせた内装にすることで、社員もオンとオフを切り替えやすくなるでしょう。オフィスの機能性をフル活用し、意識の高い社員同士が切磋琢磨する、そんな理想的な職場になる可能性もあります。

人材の採用を強化できる

ビジネスパーソンのなかには、おしゃれなオフィスで働きたいという方が増えており、就職活動者の希望としても職場環境は重視されています。デザインや機能性にこだわったおしゃれなオフィスはとても人気があり、応募を検討する人が多くなるのです。

また、こうした傾向は国内のすみずみまで届き、日本全国各地から優秀な人材を集めることにもつながります。応募する人はおしゃれなオフィスで働きたいという気持ちが強いので、意識の高い人材の採用強化になるでしょう。

来客や取引先によい印象を与えられる

オフィスでは、取引先の来社など、来客があることも珍しくありません。その際にオフィスの内装はもちろん、社員の表情や対応はブランディングの要素となります。来社した方々に好印象を与える挨拶や、明るい雰囲気などは意外とチェックされているものです。

オフィスの内装がおしゃれなことで、社員のモチベーションや仕事との向き合い方が変わり、結果として明るく生き生きと働ける職場になれば、自社のイメージとして定着する可能性もあるでしょう。

社員教育が行き届いている、社内の雰囲気がよい、社員の対応がすばらしいなど、好ましい評価も期待できます。

ブランディングにつながる

おしゃれなオフィスの内装により、社員一人ひとりのモチベーションや生産性、来客時の対応がよいなど、さまざまなメリットを得ることができます。こうした魅力的な雰囲気を社外に発信すれば、企業に興味・関心を持つ人が増えます。

また、自社が発信するだけでなく取引先からの評判も含め、自社のブランディングにもつながるでしょう。

オフィスの内装をおしゃれにするデメリット

おしゃれな内装のオフィスにすると、社内・社外にさまざまなメリットがあります。しかし、その一方でデメリットもあるのです。ここでは、オフィスをおしゃれな内装にするデメリットをチェックしていきましょう。

必要なコストが増える

オリジナル性の高いおしゃれな内装にするには、単純にオフィスをレンタルするよりも工事費などのコストがかかります。こだわってオリジナル性や機能性を高めるために、配線関係をすべて壁や床に埋め込むなど、普段はやらない工事が多くなるほどコストはかさむでしょう。

また、デスクや椅子などオフィス用品にもデザイン性を求めるなら、一般的なオフィス用品よりも高くなると予測できます。こだわりのオフィスを求めるのはよいですが、予算の範囲内でできるかどうか、事前にしっかり考えなくてはなりません。

物件の発見や完成までに時間がかかる

賃貸オフィスを探す場合、理想的な立地や広さなど、自社の条件に合う物件が見つかるまで時間がかかる可能性があります。通勤しやすさや家賃、機能性や拡張性などの要素も含めると、物件探しは最初の試練といってもよいでしょう。

それならはじめからデザイナーズオフィスをレンタルすればよいのでは?と考える人もいると思いますが、デザイナーズオフィスは人気があり空きがないのが現状です。

また、家賃が高いことや他社とのブッキング、申込時の審査に通らない可能性もあるので、やや敷居が高いといえます。

立地がよくない可能性がある

賃貸物件の場合、安くて広いオフィスが見つかったとしても駅から遠いケースや、近所にコンビニや飲食店がないケースがあります。

いくら自社の条件的によい物件だったとしても、社員の通勤や休憩時間の過ごし方も考慮すると、駅から遠い物件や周辺施設も重要な要素です。

また、場所によっては風当たりや日当たりの関係もあります。大きな窓があって気持ちがよい、ビルの角部屋が空いているといった場合は、日中と悪天候の様子も見ておく必要があるでしょう。

オフィスの内装をおしゃれにするコツ

理想的なオフィスを作りたいなら、いくつかのポイントを押さえた取り組みが必要です。自分の好みに寄せるのもよいですが、社員が居心地よく感じられる空間を意識することが大切です。ここでは、オフィスの内装をおしゃれにするコツを解説していきます。

コンセプトを決める

はじめに、オフィス全体のイメージを考えましょう。目的や用途はもちろん、何を伝えたいのか、どんなことを意識してほしいのかなど具体的なコンセプトを決めます。

コンセプトについて難しく感じる方もいるかと思いますが、実は1番大切な部分であり、オフィスづくりの軸となるものなので、ブレがないようしっかり考えましょう。

たとえば、自由で柔軟な働き方ができる、能動的な仕事ができる、明るく清潔なイメージなど、理想的なオフィスを紙に書き出すと整理しやすいです。

コンセプトが決まったら、それぞれのスペースのテーマを決めます。たとえば、会議室、食堂、ワークスペース、リラックスエリア、エントランスなどが挙げられますが、それぞれの用途に合わせて考えていきましょう。

どうしてもまとまらないときは、ほかのデザイナーズオフィスを参考にするほか、専門家に相談してみるのもよい方法です。

機能性とのバランスを意識する

デザイン性・オリジナル性を重視することは、センスのよいオフィスには欠かせないものです。しかし、機能性とのバランスも考える必要があるでしょう。

日常の仕事では、社員が行き交うことを想定して、社員の動線を考えた配置を基本とします。とくに、社員同士が効率よく動けるレイアウトを重視することがポイントです。

たとえば、パーティションを少なくする、床のカラーを部署単位で分ける、コンセントは1デスクに充分な数を設置する、などもひとつの例です。ただし、あまりにもフラットすぎると動線が複雑化するおそれがあるので、バランスを考慮しましょう。

また、会議室が複数ある場合は、カラーや雰囲気を変えるといったこともおすすめです。たとえば、会議室Aは壁面に木目調の資料棚を設置し、会議室Bはコンクリート打ちっぱなしの壁を採用するなど、メリハリをつけるのもおすすめです。

社員の意見を取り入れる

おしゃれの基準は人それぞれなので、社員に相談してみるのもよい方法です。とくに若い世代の社員ならトレンドにも敏感ですし、自分ひとりでは思いつかなかったアイディアを出してくれる可能性も期待できます。

それぞれの部署ごとに意見をまとめてもらい、オフィスに反映させてみましょう。最初のうちは細かいところまで気づかないとしても、実際に働くうちに問題や改善すべきところが見えてきます。

問題点をどう変えていけば生産性が向上するか、社員とともに話し合いと改善を繰り返すことで、ハイセンスなオフィスを実現できるでしょう。

デザイン性の高い家具やインテリアを置く

オフィスのデザインに限らず、使用する家具やインテリアも洗練された雰囲気を演出します。デザイン性が高いというと、高級なイメージを抱くかもしれませんが、要は遊び心があるものを取り入れることが大事なのです。

たとえば、ポップなカラーの家具、休憩室のテーブルは楕円など変則的な形のものを用意する、部分的に壁面緑化にすることや、壁麺にはファブリック素材を使用するなどが挙げられます。

また、そのほかでは長時間座っていても疲れにくい椅子や、高さを社員一人ひとりに合わせて調整できるデスク、立ったまま仕事ができるデスクなどもよいでしょう。

デザイン性が高く、機能性も備える家具がたくさん登場しているので、はじめのうちはレンタルを利用し、使い勝手を比較検討することをおすすめします。

さらに、コンセプトに合うオフィス家具やインテリアを配置すると、統一感が出ます。統一感が欲しいエリアでは、意識してみるのもよいでしょう。

植物を置く

観葉植物を置いているオフィスはたくさんありますが、置き方ひとつで印象が変わります。単純に植木鉢に入れて床に置くよりも、大きくて背の高い植物なら植木鉢の周囲に石を置いて和風に仕上げたり、小さな植物なら天井から釣り下げたりといった演出もよいでしょう。

植木鉢の素材にこだわるのもおすすめで、オフィスの雰囲気に合うものを選んでみてください。壁面緑化もよい方法ですが、限られたスペースでアクセントがほしい、設置する植物を選びたいなら、個別で設置するほうが扱いやすいです。

植物の種類で迷うときは、やや迷信的ではありますが花言葉をチェックしてみてください。会社の発展に関連するものが複数あるので、見た目やお手入れ方法以外にも参考にしてみましょう。

ただ、花が咲く植物はなるべく避けた方がよいでしょう。社員のなかに花粉に反応する人がいた場合は、業務に支障がでてしまうため注意しましょう。

カラーコーディネートする

カラーコーディネートは配置するカラーにより、オフィスの印象や雰囲気が違ってきます。たとえば、コンパクトオフィスでもホワイトやオレンジなどの膨張色を使用すると開放感を演出できることや、床・壁それぞれのカラーが統一されていると引き締まった印象になります。

コンクリート打ちっぱなしだと天井が高く開放的な空間が多くなり、シックなカラーコーディネートがしっくりきます。木目を活かすなら、和やかな雰囲気を作り出せるでしょう。

また、各フロアで配色を変えることで、集中できるエリア、リラックスできるエリアなど、目的を分けられます。

カラーコーディネートとは若干外れますが、カラーコーディネートにプラスアルファとして照明を活用するのもよい方法です。

たとえば、照明の色を部分的に昼白色や昼光色から電球色に変えると、少しやわらかな印象になります。また、間接照明の設置によりリラックスしやすい空間を演出します。

トレンドを取り入れる

オフィス内のデザインにトレンドを取り入れることは、重要なポイントになります。社会情勢や顧客ニーズなどにより変化しつづけるトレンドですが、自社でフレックス制度やテレワークを導入しているなら、自由かつ柔軟な働き方ができる空間を演出するのもひとつの方法です。

たとえば、コアタイムは常にアプリなどでオンラインを確認できて、いつでも連絡が取れる状態にしておくことや、社員で共通するツールをつないでおくといったことが挙げられます。

また、近年ではフリーアドレス制で、自分のデスクが決まっていないオフィスもあります。そのほかでは、畳のリラックスエリアや、コワーキングスペースの導入といったものもおすすめです。思い切って、社員が利用可能な個室を設置するのもよいでしょう。

トレンドは常に変化していくだけに、すべてを取り入れるのは難しいことです。しかし、少しでも取り入れることで社員の目に留まり、おしゃれだと感じてもらうことが大切です。

オフィスの内装をおしゃれにする際の注意点

ハイセンスなオフィスを作るには、いくつか注意したいことがあります。デザイン性・機能性・居心地のよさのすべてを兼ね揃えたオフィスにするためにも目を通してください。

安全性を大切にする

オフィスは仕事をする場としてはもちろん、社員が安全に過ごせることが重要です。地震や火災など、予期せぬ事態が発生したときの避難通路の確保や、スプリンクラーなどの防災設備の設置も考えておきましょう。

とくに、背の高いパーティション・ガラス製パーティション・棚類は、地震で倒れる可能性があります。耐震性の確保はもちろん、対策もしっかりしておくことが必要です。

また、床は滑りにくい素材を使用することも意識したいところです。雨の日に滑りやすい状況となるようでは、社員の転倒のおそれがあります。社員の安全を第一に考えたオフィスにするためにも、使用する素材や安全対策はしっかり考えておきましょう。

セキュリティ面にも配慮する

内装にこだわるなら、セキュリティ面にも配慮が必要です。エリアによっては求められるセキュリティレベルが異なるため、パーティションの配置・ガラスパーティションへのブラインド設置なども考えることが大切です。

社内にガラスパーティションを多く使用するなら、一部の高セキュリティエリアでは、すりガラスを採用するのもよいでしょう。

また、会議室では防音や施錠システムなども必要に応じて検討してみてください。カードキーなどのデジタルキーだと、限られた人しか使用できなくなるので、セキュリティレベルの高い現場では役立つでしょう。

まとめ

おしゃれなオフィスで働くことは、今やトレンドといっても過言ではないほど求職者から注目を集めています。業界や業種に関係なく希望する人が増えており、今後の企業の課題となっていく可能性もあるでしょう。

注目されるオフィスにしたい、これからオフィスを立ち上げたいという方は、自分でコンセプト決定から取り組むのもよいですが、物件探しから内装工事まで対応するテナント工房に相談することをおすすめします。

希望するオフィスの設計はもちろん、内装工事各種に対応しているほか、充実のアフターメンテナンスも行っています。動線を重視したプランニングやハイセンスなデザイン提案が得意分野で、社員の居心地を重視した空間づくりに貢献することが特徴です。

問い合わせは無料、定休は日曜ですが24時間メール受付が可能です。おしゃれなオフィスづくりを目指す方は、ぜひこの機会に相談してみてください。