Episode.54 食堂しゃらく様


大阪市北区に開業された「食堂しゃらく」様。元々は舞台の大道具の仕事に携わりながら、飲食の道へ進むことを決意され、この度開業されました。和食とイタリアン、それぞれの現場で磨いた経験を掛け合わせ、“日本人が美味しいと感じる一皿”を追求した、こだわりの一軒を実現されています。開業のキッカケや開業まで不安だったこと、担当の印象などを詳しく伺いました。


――開業のきっかけ

お客様:元々舞台の大道具の仕事をしていました。でもずっと飲食に関わる仕事はしたいと思っていたんです。で、決意して和食屋さんに転職して働き始めたんです。

 

営業O(以下O):元々料理のお仕事はされたことあったんですか?

 

お客様:いや、してないです!

 

O:すごい決意だよね…!料理教室も行かずに?独学ではない?

 

お客様:独学ではないです!大道具の仕事を辞めてからは京都の和食屋さんで修行していました。

 

O:何年ぐらい働いていたんですか?

 

お客様:3年ぐらいですね。そこで魚のさばき方を学んだり、市場にアルバイトも行っていましたね。ど素人やったんで!そのあとは5~6年、福島駅のピザ屋さんで働きました。

 

O:なるほど!ピザ屋さんでイタリアンを学ばれたんですね!

 

お客様:そうなんです。その経験から和とイタリアンのコラボのお店やりたいなと思って、今回開業しました。

取材は食堂しゃらく様におじゃましました!
(手前から営業O、お客様)

 


――問い合わせのきっかけ、決めた理由

お客様:紹介ですね!


O:そうですね!日本政策金融公庫からの紹介だったね。


お客様:そうそう。でも開業までに関わった皆さんすごく助けてくれたんです。


O:それは本当にそう思います!お客様の人柄やね。紹介してもらった税理士さんや、業者さんも素敵な方ばかりで、私も工事進める中でとてもやりやすかったです。


お客様:そうですね。皆さん素敵な方ばかりです。Oさん含めてみんなに助けられて、完成したお店だなとすごく感謝してます。


O:嬉しいですね。ありがとうございます!


 

――開業まで不安だったこと

お客様:なし!(笑)


O:100%そう言い切れるのすごい!(笑)


お客様:不安があったとしても忘れました!(笑)


O:私がちょっと不安やったのは一番初めの物件探し。最初に見ていたのは上本町のテナントで、でもガス関係が大変そうな物件だったから打ち切ったんだよね。


お客様:あーそれはありましたね!でも物件が決まってからは早かったですよね!僕、あんまり過去を振り返らへんタイプなので、不安だったことは今となればどうでもいいって思えてます!乗り越えるだけなんで!


O:その考え素敵!



――担当の印象

お客様:よくしていただいています。いつも相談乗ってもらって!


O:ありがとう(笑)私のお客様の印象はめちゃめちゃこだわりがあること!


お客様:みんなあるでしょ!(笑)


営業O:いや、人一倍こだわりがある感じがして!(笑)「あーやりたい」「こーやりたい」っていうのがたくさんあって、妥協はしたくないんだろうなとも思いつつ、予算とかスケジュールを調整させてもらった印象があります!


お客様:なるほど!(笑)


営業O:お客様のこだわりの1つとしては、厨房にスチコン(スチームコンベクションオーブン)を入れたんだよね。イタリアンに入れることがないから驚きました!


お客様:あんまりスチコンを入れるお店ってないですよね。スチコンを入れたのは、スタッフ1人分の力を発揮してくれるからです!


営業O:なるほどね!他にもエスプレッソマシンや生ハムのマシンも入れたんですよね。お店を一人でやることもあって、この箱の中でどこまで機械でできるかっていうところも考えていました!


お客様:3ヶ月後ぐらいにはお客様がお店に溢れて爆発しているかもしれへんし!(笑)


営業O:確かにね!あと和とイタリアンのコラボもあんまりないと思う。私もご飯食べさせてもらって、めっちゃ美味しかったんで、料理にもこだわりがあるんだなって思ってました!


お客様:そう言われるとこだわりはあるかも!(笑) ありがとうございます!

 


――よかった提案

お客様:カウンター上のルーバーはいい!


営業O:そうですね!元々お客様の提案やったよね、初めは壁にする予定やったんですよね。


お客様:そうそう。和紙を取り入れようとしていたんです。


営業O:でもその和紙職人が忙しくて、タイミング合わんかったってね。


お客様:僕たちもちょっと急いでいたのもあったからね。


O:でもやらんでよかったよね?


お客様:よかった!多分すぐ連絡ついていたらやっていました(笑)


営業O:あと、元々この物件はバーだったんだよね。


お客様:そうそう。1年で閉めて厨房機器も安い金額でそのまま譲ってもらえたんです。それも活かして使えたから、タイミングもよかったです!

 


――印象に残っているエピソード

お客様:現場に入っている業者さんが甘党でお酒も飲むっていうことが印象的やった!(笑)


O:あーそうだね!(笑)ワインもあけるしね!


お客様:そうそう(笑)


O:私以上に仲良くなってましたよね!(笑) 私が印象に残っているのは店名とロゴの話。お客様がデザインされたんですよね!なんで「しゃらく」って言うんでしたっけ?


お客様:「しゃらく」って聞いてスッと耳に入ってくるでしょ。イタリアンやったら「トラットリア○○」とか多いと思うんですが、覚えにくいなぁって思ってて。で、僕は舞台の大道具とか歌舞伎に携わってたんで、「和」っぽい名前にしたかったんです。だから江戸時代の画家の名前を取り入れて、ロゴを作ってイタリアンの国旗を乗せました。


O:コンセプトがすごい!


お客様:だから、しゃらくがイタリアのハットを被っているんです。あと、ちょっと口元笑ってるでしょ?本当はへの字なんです。でも僕はお客さんに料理を提供して笑ってもらうという意味も込めて口角をあげました。


O:素敵です!

 


――オープン後のお客様の反応

お客様:めちゃくちゃいいです!食べてから「美味しいです!」ってわざわざ声かけてくれる人が多いんです。声かけてくれるのって、お客様が思っていた美味しいの期待値以上を感じてもらえたのかなと思って感動します!


O:声かけてくれるの嬉しいですよね!


お客様:お席から「これ美味しいやん」という声が聞こえるだけでありがたいです!


O:素晴らしいですね!良かった!


お客様:料理は結構こだわっているんですが、郷土料理を勉強した上で和が入ったほうが美味しいなと思ったんで和を入れたんです。だけど、お客様が和風?創作料理?イタリアン?これは何?っていろいろ思われても別にいいと思っていて。美味しかったらいいんじゃないって。料理を勉強してきて分かった上で提供している自身はあるので!


O:深いね。そんなこだわり持っている方ってなかなかいないですよ!


お客様:美味しければいいし、喜んでもらったらそれでいい!美味しいから「また行きたいね」って言ってもらえるのが一番です!

 


――お店のPRと今後の展望

お客様:料理はお出汁を軸に使っていて、日本人が美味しいって感じるイタリアンを出してます。まずはお客さんについてもらって、喜んでもらうことが一番だと思います。


O:ランチとディナーをされていると思うんですが、メニューは全然違うんですか?


お客様:ランチはセット1本です!パスタ、前菜、お出汁、フォカッチャ、ドリンク。
パスタの種類は1種類にしようかなと今検討しています。オイルだけにしようかなと思って。


O:でも毎日違っていたら嬉しいですけどね!


お客様:そうですね。オイルパスタがお店の推しで、逆に特別感を感じてくれるかもしれないかなと思っています!あと、お造りで食べられるような新鮮な魚介類しかパスタに使っていないのもこだわりなので、食べてほしいです!


O:えーそうなんですね!仕入れはいつもどうされているんですか?


お客様:仕入れはいつもバイクで市場にいつも行っています!


O:そうなんですね!食材めちゃめちゃこだわってる!


お客様:食材めちゃくちゃこだわってますよ!生パスタは淡路から仕入れています。


O:対談の後、食べさせてもらうんだけど、めちゃめちゃ楽しみです!


お客様:こだわりとかはまだまだいっぱいあるけど、全部伝えたら面白くないので、とにかくお店に来てください!食べたらわかる!


O:そうですね!本当においしいので食べてほしい!

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2025年12月)