Episode.34 SECRET様
――改装のきっかけ
営業M(以下M):元々会社員やっているときからお店やりたいとか考えていたんですか?
お客様:会社員をやっている時から考えていました! バー以外にもお店を考えていて、元々やっていた職業があったので、そっちに進んでもいいのかなぁって。でも一人でやる勇気はなかったです。
設計Y(以下Y):一緒に経営されているHさんと「幼馴染」っていうのは聞いていたんですけど、いつからの幼馴染なんですか?
お客様:小学校からの幼馴染です!
Y:小学校の時からそういう話があったとか…?
お客様:ではないですね!(笑)
M:小学生でバーはしないですよね(笑)
Y:僕気になっていることがあるんですけど、どちらからお店やろうと声かけたんですか?
お客様:それは僕ですね。相談しにいきました、「一緒にやらへんか」って。
Y:Hさんってもともとバーとかされていたんですか?
お客様:そうです。
M:飲食店を何店舗かやっていて、慣れているんですよね?
お客様:料理も作れるし、ドリンクも作れる、なんでもできる!(笑)
M:顔もイケメンやしね。 なかなか幼馴染とお店を経営するって話聞かないんですけど、喧嘩とかしないんですか?
お客様:めちゃめちゃしますよ! 朝方に、いつも「お酒抜けてから話そう」って言って次の日忘れているっていう。(笑) 結局「ごめんなー」で終わる。
M:仲いいですよね!
お客様:僕も結構ポロっと言ってしまうタイプなんで。
M:どっちかが不満を募らせるのではなく、その都度喧嘩なんですね。
(左から時計回りにお客様、設計Y、営業M)
――問い合わせのきっかけ
お客様:最初は匠工房さんの瀬田店の方に行って、そこで営業Oさんの弟さんが対応してくれて。その時にテナント工房を紹介していただいて、めちゃくちゃスピーディーに対応してもらったので、ぜひともお願いしようと思いました。
Y:だから初回の打ち合わせは、Mと営業O(以下O)でさせていただいたんですよね。
M:飲食やバー経営してみたいという想いはいつからあったんですか?
お客様:めちゃめちゃ最近ですね。思いつきに近いです。
Y:それで動けるのすごいですね!
M:お問い合わせいただいた時点でもう融資とか持って行ける状態でしたもんね。
Y:開業するのが初めてじゃないみたいに動いていたし、すでに食品衛生管理者の資格持っていますって言ってたのが印象的。
お客様:そうですね、全部急ピッチで進めていました。(笑)
――改装まで不安だったこと
お客様:お金を借りられるのかが1番不安でした。
M:それは最後の最後まで不安でしたもんね。
Y:開業してからは不安あります?
お客様:お客さん来てくれるかなぁっていう。安定するまでが不安ですね。
Y:金額と集客の部分ですね。
お客様:生々しくてすみません!(笑)
M:いやいや!リアルな声なので、全然問題ないです!だってやってみないとわからないじゃないですか。絶対不安やと思いますし、どれも聞いたことないお話だったので、全然大丈夫です!
お客様:そうですよね!人生相談みたいになってしまった(笑)
――担当の印象
M:Oも含めてどうですか?
お客様:めちゃめちゃ寄り添ってくれるなって印象はありました。壁がなくて、仕事感がない感じ。相談しやすかったです。
M:嬉しい、よかったです。
Y:年も近いというのもあったんじゃない?逆にMからみてどんな印象?
M:今まで担当させていただいたお客様の中でも一番若い方でした。年齢が近いのもあったと思うんですけど話しやすくて。打合せしていた時に思ったのは、男5人で打合せしている感じがおもしろかったです(笑)
Y:年も近いし、地元が栗東やし、たまに飲みに来る場所やし、お酒好きやし。
お客様:Yさんはめちゃめちゃ良いプランしてくれたので、おしゃれな人なんやろうなと思ってました。
Y:でもそれは一番初めにお客様が僕たちに送っていただいたイメージがよかったからです!
M:確かにプラン作るのわくわくしてましたもんね!
Y:「うわぁやりたかったテイストや!」と思ってさらにやる気になりましたね(笑) 楽しくプランさせてもらいました!
――よかった提案
お客様:コンスタントに電話して相談とか進捗を聞いていたので、ありがたかったです。よかった提案はありすぎて何があったか…。
Y:結構すんなり打合せも進みましたもんね。すぐ連絡してくれはりますし、保健所とか行ってもらわないといけない場所にもすぐ行ってくれていたので、僕らは何も心配なく進めていけました。
お客様:最初、厨房の壁を本当はなくしたかった。ただ金額も結構かかってくるし、壊さない方向で既存の状態で進めていくことになって。金額も抑えることができたので結果的にはよかったです。
Y:そんなこともありましたね(笑)他の方でも一番初めの提案で進むことはほとんどないです!最初の提案は金額も大きくなるので、そこからどこを残して、作り変えてとか内容を詰めていく、提案していくことが僕の1番やらないといけないことなんで。
M:そのあたりはめちゃめちゃ話しましたよね!動線をどうするとか、厨房が見えてしまうのはどうかとか。
――うまくいかなったこと
Y:これ気になりますね!
お客様:それこそ金額ですね。打合せの段階でもっとお金をかけられたんじゃないかとか。でも融資を受けられなかったので…。だから寄り添っていただきありがとうございました。
Y:オープンしてからだと収入の面とか…
お客様:収入はシビアです、まだ安定はしていないです。
Y:徐々にリピーターさんが増えていきますもんね。
M:これからですよね!
Y:インスタとか見ていると若い子が多いイメージあったんですけど、年齢層はどんな方が来られるんですか?
お客様:年配の方が多いですね。若い子は少ないイメージです。3割が飲食関係の方、3割がアフター利用、残りは顔見知りの方が来てくれる感じですね。飲食関係はHさんの知り合いや、たまたま来てくれた人とかです。
M:横のつながりが広がっているんですね。
お客様:最初はそうやって集客していこかなと。今はお客様から叱られることもありますし、毎日勉強ですね、接客の勉強やと思って過ごしています。
――印象に残っているエピソード
お客様:1番印象に残っているのは最後に自分のわがままを言ったことですね。検討するのに最後に他社さんに相見積もりを取らせてもらったことがあったじゃないですか。
ただ結果、金額面もしっかり説明してくれて「確かに」と納得できたので、テナント工房に頼んでよかったなと思いましたね。
Y:僕たちに依頼してもらった方が、タイミング的にも良いやろうなぁとは思いましたね。
M:僕たちが進めていた量やスピード感もあるし、お店づくりを何店舗もやらせていただいていて、完成イメージもお見せしているのもあって、ここまできて他社さんにお任せするのはちょっと不安やなと思っていました(笑)
お客様:めっちゃ打合せしましたよね…すみません僕のわがまま言って(笑)
M:いえいえ!全然大丈夫です(笑)
Y:僕は圧倒的にプレオープンが印象に残ってる!何時ぐらいに来たっけ?20時ぐらい?結果どのお客様よりも遅くまでいて、朝帰りましたもん(笑)
お客様:そうそう(笑) あとカウンターも印象に残っているのもある。ちゃんと最後まで相談に乗っていただけてありがとうございます。
M:あー確かに!色味も悩んでおられたし、僕らの確認ができなくてご迷惑おかけしたこともありました…。オープンまでバタバタでしたもんね?プレオープンでドリンクの作る練習してはった。
お客様:工事もぎりぎりまでかかって、バタバタで…
Y:めっちゃ覚えてます。僕プレオープンの時お姉さんにドリンク作ってもらいました。「指一本まで!」とか言いながら(笑)
お客様:そうですね、言っていましたね(笑)
――オープン後のお客様の印象
お客様:やっぱ内装はめちゃめちゃほめてもらえますね!「こんなところあったんだ!」とか「おしゃれなところやん」とか。「また使わせてもらうね!」と言ってくれた方は大体また来てもらえますね。
M:嬉しいです。
Y:さっきから本間にありがたい言葉ばっかり言ってもらえてる。ちょっと照れちゃう(笑)
お客様:やっぱ壁の打ちっぱなし感がかっこいい。みんな好きやし、僕も好き。
Y:なんか、男二人の店って感じになりましたね。
お客様:そうですね、内装はほんまに褒めてもらえる。お酒は全然褒められへんのに!(笑)
Y:でも僕は未だかつてないぐらいおいしかったですよ、カウンターで飲んだお酒!
お客様:ありがとうございます!
――今後の展望・PR
お客様:めっちゃ照れくさいんやけど(笑) これだけは幼馴染とちゃんと相談して決めたい。まだ決まっていないんです。アフターバーに特化するのか、サラリーマンが仕事終わりに来てもらえるようにするのか、大学生に来てほしいのか…。
M:Hさんの意見も取り入れてってことですね。
Y:今後2人で何年もやっていきたいとか目標はあるんですか?
お客様:安定したらまず人を雇いたい。そして自分たちは違うことにも挑戦していきたい。2店舗目とか東京進出も考えています。でもちゃんと考えてからしようかとは話しています。
Y:飲食は東京進出を考えている人もいますけど、関西と比べて坪に対する金額が全く違う。坪数が決まっていたら席数もある程度決まってくるので、売り上げも見えてくる。東京でも結局やることは一緒だけど、家賃等の金額だけ上がるから、東京のメリットってなんなんやろ?って思うこともあって。
たまたま飲食業界の方との集まりでその議題で話すことがあったんです。で、出た答えが、1つ目は東京に店を出しているというブランディングの目的と東京で仕事しているという自分自身のブランディング。
もう1つは何店舗もすでに東京でお店を出しているなら、研修で東京に行けることを福利厚生に混ぜることで社員のモチベーションをあげることができる。それぐらいかなと。お金儲けで東京に進出することってあまりないみたいですね。広告やブランディング効果を考えて東京に進出されるところが多いみたいです。
お客様:そうなんですね!めっちゃいいこと聞けた。相方に話しときます(笑)
Y:確かに東京だと毎日おもしろいとは思いますね!今後のことを幼馴染と考えながら、失敗しても成功してもその過程が楽しいんかなと思うので、頑張ってほしいです。
M:経営者のサクセスストーリーとか見ていると気持ちよさそうに話しているなと思いますもんね。
お客様:成功した人に聞くと、やっぱいっぱい話してくれますもんね!めちゃめちゃ勉強になります。成功している人のまねをすることが一番近道ですし。
Y:最初からうまくいっている人は正直いないので!徐々に経験してですよね。
M:バーだとお客様ついたら毎回来てくれるようになりますよね。
お客様:そうですね!とりあえず1年持つように!
Y:僕たちもまた飲みに来ます!