Episode.32 西川歯科医院 様


滋賀県守山市にある「西川歯科医院」様。院長もスタッフさんも皆様が常に笑顔で物腰柔らかな歯科医院です。前医院をお父様から引き継がれ、弊社にて改装工事を行いました。改めてテナント工房を選んでいただいた理由や改装後の皆様の反応などを詳しくお伺いしました。


――改装のきっかけ

西川院長:父親がこの病院を40年やってて、そろそろ疲れてきたから代わろかというタイミングで、40年前の病院を改装してちょっと新しくして、配管とかももう駄目やったんで、電気も蛍光灯のかなり昔ながらのことが多かったのと、あとやっぱ患者さんから「ここが不便、こっちがちょっと…」みたいな、いろいろお声いただいてたんで、それも全部一掃して新しくしようかなと思ったのがきっかけですね。

取材は西川歯科医院様におじゃましました!
(左側から受付スタッフTさん、西川院長、設計H、営業U)


――改装のきっかけ

西川院長:実は1社しか問い合わせしてないですけれども、やっぱ最初から親身にこっちの言うことも聞いてくれたんで、別にどっかと値段照らし合わせたろうとかも一切なかったですし、もうここに任せようと思って、それだけでしたね。


営業U(以下U):ありがとうございます。あと医療機器メーカーさんのご紹介っていうのもあって、先生もご安心していただけたというのもあったのかなと。私ども医療機器メーカーさんとずっと一緒に仕事させてもらってること多いですし。私自身がメディカルずっとやらしてもらってたり、設計のHが配管とかも、配置関係分かっていたので、そういう意味では先生にご安心していただいてたかなと思います。



――改装まで不安だったこと

西川院長:特にないですよね、それは。


U:受付のTさんも一緒にみんなで打ち合わせしてたじゃないですか。これ不安やなとかなかったですか?私とかHがご対応させてもらってて、ここ大丈夫かなとか。


Tさん:それは全然私は思ったことなかったです。


U:先生もなく?


西川院長:僕は別に全くもう…。


U:ありがとうございます。


設計H(以下H):よかったです、ほんとに。


西川院長:任せたらいいんやって思って、不安は何もなかったです。



――担当の印象

U:私の印象とHの印象をそれぞれ伺っても…?


西川院長:めちゃくちゃいい感じですよね。別に裏を見てないですけど、Uさん、Hさんに怒られてんねやろなとか、なんか言われてるんやろなあとか…(笑)


U:先生…合ってます!(笑)


U:西川院長:Hさんは、ここはこうしたほうが絶対いいって意見を、いい意味悪い両方とも押し通してくれるから、僕らが例えばちょっとけちろうかなと思ったとこも、いやこれはやめといたほうがいいとか、お2人ともそうですけど、言っていただいたんで。これはほんまなんやとか思えたし、ありがたかったです。


U:ありがとうございます。Tさん、どうでした?私らの印象。


Tさん:私はあんまり詳しく内装の内容とかは話してないんで、率直な感想で、ほんとに2人とも話しやすくて、気さくな方でよかったです!なんでも相談もできてほんとによかったです。ありがとうございます。


U:ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです。


Tさん:なんでも気使うこともなくしゃべれたので、よかったです。


H:ありがとうございます。私たちもそうですよね。


U:私たちもそうです。先生にお伝えするとか、やっぱ言いにくいことってあるんですね。営業の立場から言うと、やっぱり総予算があって、そのボリュームに対してのご提案っていう部分になってきて。先生から伺ってる総予算を念頭に置きながらも、Hから「Uさん、予算が厳しそうですけどこっちはいいですか?これは絶対曲げられないです」っていう意見もあったり。かといって歯科医院としての機能、患者様がお父様の時にちょっと使いにくいなって感じられていた事を改善しないと、やっぱり改装させていただく意味合いが薄れていくので。
より使いやすく、よりいろんな方が来ていただけるような医院にしたいっていう思いがあったので、その辺のバランスが正直なとこ一番いつも迷うとこです。Hは患者さん目線が非常に強いので、「私はこうじゃないと行かん」とか、やっぱり女性らしさは随時しょってってるので、その想いが設計にも出て、医院自体が明るくて柔らかい印象になったのでよかったなとは思ってます。



―― よかった提案

西川院長:これは内装のよかった提案?一番気に入ってるのはやっぱトイレ前のルーバーと、受付横の扉を開けた時のこの伸びやかな奥行き感。

※診察室までの奥行きとトイレ前のルーバー

H:ここですね。(場所を見ながら)


西川院長:1つ1つ言ったら、床も前は横向きやったけど、奥に向かって長く、空間を広く見えるようにもしていただいたし、ルーバーとかもやっぱプライバシーのことも考えてもらってるし、ここが一番好きかな。


U:Tさんはどうですか。


Tさん:私はやっぱ受付が一番…。広くなったし、カルテも気にせず使いやすくなりました。あとこの受付横の引き戸がやっぱりいいかな。患者さん入ってもらうのも引き戸のほうがやっぱり座っていいのと…。


西川院長:前はガチャってタイプの扉やったもんね。


Tさん:そうそう。手詰めたらとかいろいろ、反対側の蝶番側も詰めることとかあるので。あと患者さん用のトイレが今までは中にあったのが、待合室から入れるようになったし、手洗い場作ってくれはった、それが一番大きかったのかな、私の中でポイントが高かったんだなと思います。


U:待合室は、設計上ほんまにわずかですけど狭くはなってるんです。ただ受付がそれに反比例して広くなって、稼働性が良くなってるんです。患者さんの待ち時間が少なくなれば、全然回転はしますので…。


Tさん:そして一番奥、3番の部屋は広くていいですね。


西川院長:今日の朝一も患者さん喜んではったな。


Tさん:うん、患者さんみんな喜びはる。綺麗になりましたねって。気持ちいいんやろうなって。


U:やっぱり先生に仰っていただいてた「広がり」、ここが設計の要やったので。Hはここの部分の照明とデザインは一切譲らなかったです。


Tさん:この扉開けた時にやっぱ広く感じます。照明が。


U:一緒なんですけどね。


H:大きさ変えてないんですけども…。


Tさん:そう、一緒で大きさ変えてないはずなのに、広くなったなと思います。


U:それがほんとによかったなと思ってます。



――うまくいかなかったこと

U:ここはもうちょっとやったな、もうちょっと提案欲しかったなっていう点でもいいんですけど…。僕らの勉強にもなるので、率直な意見でおっしゃっていただいたら…。


西川院長:自分でできなかったら、今度またもしかしたら頼もうかなと思ってるんですけど、車椅子のスロープみたいなものを可撤式で、患者さん来たらちょんと置けるような、今のところそれだけ欲しいかなと思ってるぐらいかな。


U:あとスロープ置くときは、しまう場所ですね。最低でもやっぱり約80センチはいるので、80センチとってしまうと結構存在感あるなってなってしまうので。後、それをしまうとき、Tさんが対応されると思うので、軽い物じゃないと大変かなって。かといってあんまり軽すぎると折れる可能性あるので…。


Tさん:危ないですね。


西川院長:頑丈で強いもの…。


U:そうなんですよ。僕らも木でも鉄でも作ったこともあります。木は動かしやすいですよ。ただ厚みがある、ちょっと重たい。鉄は頑丈なんですけど、やっぱりしまう場所と、患者さん来院された時に、受付の対応されるTさんが持つとなると、今度重たくて上がらない。その辺り、またご相談させていただければと思います。


西川院長:お願いします。



――印象に残ってるエピソード

西川院長:いっぱいあるけど…。やっぱ昔から置いてる番号の札の事とかかな。多分Hさんがご自身で全部設計してくれる、デザイン担当してくれるから、言い方失礼なんかもしれんけど、それこそ自分の好きなように何でもできたわけじゃないですか。でも前の病院40年の歴史、ロゴ1つにとってもそうですし、40年の歴史をちゃんと尊敬してくれつつ、新しいものも取り入れる、だから患者さんもすっと入っていきやすい形にもなるし、僕らもやっぱ、父親の病院一気に全部崩し、跡形もなくするよりかは、なんとなく残ってるようなのを融合してくれると嬉しいなっていうことは、めちゃくちゃ印象に残ってます。


H:うれしいですね。あの数字は絶対捨てないでおこうと…。


Tさん:あれ、可愛いですよ。あれが元々、先生が買ってきたやつをそのまま使ってくれはったかな。


Uさん:先生が自分で色塗ったって仰ってたんで、Hが「あれは残します」って。どうする?って言うたら「デザインに組み込みます」って言ってくれたんで、よかったです。


H:あれ3を置く場所だけ困ったんですけど、あったからよかったです。


Tさん:いい感じです!



――リニューアルオープン後の患者様の反応

西川院長:これはもう皆さん大体、「きれいになったなあ」って。


Tさん:患者さんの中には「ずっといたい」って言いはるんですよね。


Uさん:え、ここに?


Tさん:うん。ずっといてたいって。


U:西川院長:僕より受付のTさんのほうがわかってるんでね。


Tさん:そういう人もいらっしゃいますから。普段あまり喋らへん人でも「きれいになりましたね」みたいなことは言ってくれはる。


U:多分今まで以上にスタッフさんの柔らかい部分とか、先生の診察の丁寧さとかが自然と出てるんかなって。ずっと医院におられたら実際は困るんですけど、でもいたいなって思っていただけてるのは嬉しいですね。


Tさん:初めて聞きましたね。


U:特に歯医者さんでっていうのは、最大の賛辞やなと思います。


西川院長:嫌がるとこやけど、歯医者はそもそも。


U:痛いことされるかもしれないっていう怖さがある中で、ここにいたいっていうところはすごいですね。


西川院長:なんとなくみんなにこにこしてる感じはありますね、前よりは。



――医院のPR

西川院長:TさんPRしてー!頼むわ。任せる。


Tさん:先生が優しくて丁寧で、説明もちゃんとしてくれはるんで…


西川院長:そうやね。説明と、僕痛いの嫌いやから、痛くないようにだけは心がけてる。だからセカンドオピニオンで来はる人もまあまあいるかな。


Hさん:そうですよね。痛いのすごい嫌ですもん。


西川院長:あとはやっぱり…スタート前。


Tさん:一応スタート時間は守るようにしてます。予約時間はちゃんと。


西川院長:予約時間はやっぱり多いですよね。予約したけど、待たされて予約時間意味ないって。


Uさん:一番アンケートで多いの、やっぱそれですよね。待たされたとか、会計がとかいうこと多いので、その中で時間守られていて、なおかつ痛くない歯医者さん、めちゃくちゃ嬉しいですけどね。僕らでも歯医者さん行くとき緊張して、身体がちがちになりますもん。筋肉どんだけ使うねんいうぐらい(笑)


Tさん:結構説明不足なところとかも多いから、説明は先生めっちゃ丁寧にしてくれてはります。あとは…医院が綺麗なとこ!


U:地元に密着して、なおかつ患者様が来やすい医院になったのはなによりです。


西川院長:何でも言ってほしいので、そういう雰囲気づくりは頑張ってます。


U:めっちゃ明るいし、ほんまに良い医院。


西川院長:「何でも言ってや」って、気さくなところは目指して頑張ってますね。


U:私もそれを見習っていきます!

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2024年10月)