ネイルサロンの内装はいくらかかる?開業方法別の費用相場とは
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2023.10.31
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独立や新規起業でネイルサロンを開業する際、一番気になるのは内装費用ではないでしょうか。初めての開業で、なおかつ内装についての知識がなければ、何が必要で何に気をつけるべきなのか、見極めるのは非常に難しいでしょう。
選択肢を間違えてしまうと、集客を低下させてしまうおそれもあります。そこで今回は、ネイルサロンの開業で必要な料金や相場、費用を抑えるコツなどを詳しくご説明します。ぜひ参考にしてください。
1.ネイルサロンの内装工事にかかる費用
1-1 貸店舗で開業する場合
1-2 自宅サロンとして開業する場合
2.ネイルサロンの内装工事費用を抑えるコツ
2-1 居抜き物件を使用する
2-2 可能な限りDIYする
2-3 エステや美容院の間借りをする
3.リピーターが増える内装工事のポイント
3-1 オシャレで清潔感がある
3-2 居心地の良さ
3-3 個室または半個室
4.ネイルサロン開業の流れ
4-1 ターゲットを決める
4-2 開業方法を決定する
4-3 開業に必要な資金の準備
4-4 物件を探す
4-5 開業届の提出
5.ネイルサロン内装 施工事例
-上品さと遊び心のあるサロン
-大人可愛いサロン
6.まとめ
1.ネイルサロンの内装工事にかかる費用
ネイルサロンを新しく開業する際、貸店舗にするか自宅サロンにするか、大きな決断を最初にしなければいけません。まず費用面についてお伝えします。
1-1. 貸店舗で開業する場合
貸店舗で一からネイルサロン開業する場合、仮設トイレの設置や水道設備、塗装工事や空調設備といった約10種類以上の項目が必要で、それぞれ数十万円の費用がかかります。仮に東京・渋谷区の店舗で20坪だとしたら、トータルでおよそ200万円~1000万円くらい必要です。
とくに、ネイルサロンでは粉塵が多くなるので、空気清浄機や換気扇といった設備のアイテム選びは重要です。ただ、開業をする状況にもよるため、あくまでもひとつの目安にすぎません。自分の理想に近づけたお店にするならば、その分費用も高くなってしまうでしょう。
1-2. 自宅サロンとして開業する場合
自宅サロンの場合は、貸店舗に比べてかなり費用を抑えることができます。壁や床の工事、空調設備工事といった必要最低限の項目だけで、費用は約30万~50万円、多く見積もったとしても100万円くらいあれば十分でしょう。
デメリットは、自宅サロンの場所が住宅街で中心部から離れている場合、近辺にコインパーキングがないことが多いです。そのため、状況によっては駐車場スペースの確保が必要になり、開業費用も重なるでしょう。また、賃貸契約の変更で追加の費用などが発生するケースもあります。
2.ネイルサロンの内装工事費用を抑えるコツ
内装工事の費用を削れば、もちろん開業費用は安く済みます。しかし極端に安いものばかりを選んでしまうと、希望するイメージからかけ離れたり、大幅に質が下がったりします。
2-1. 居抜き物件を使用する
居抜き物件とは、前にテナントが利用していた設備などがそのままの状態で残っている物件のことです。最低限の工事で済むのでその分費用が安くなります。
しかし居抜き物件はすでに設備が整っているため、レイアウトや細かい配置など、理想のイメージに近づける自由度は低くなってしまいます。同時に、前に開業をしていたお店の印象が残ってしまうため、よくないマイナスイメージを与えてしまう恐れもあるでしょう。
2-2. 可能な限りDIYする
最近では、材料の購入から作業までをすべて自分で行うDIYが流行っています。一から作ることが得意な方であれば、業者を使わずにDIYをされてみてもよいでしょう。無駄な出費を抑えられ、自分の好みをダイレクトに反映できます。
ただしDIYが苦手という方であれば、おすすめしません。かなりの時間や労力を消費し、開業どころではなくなるでしょう。どうしても専門的な技術が必要になる作業が出てきたり、質や安全性に欠けたりもします。
2-3. エステや美容院の間借りをする
エステや美容院などの一部を間借りして、初期費用を抑えることも可能です。わざわざ内装工事する必要がなく、設備も整っているので、準備ができ次第すぐに営業開始できます。
それから費用面だけではなく、開業後の活動にもメリットはたくさんあります。たとえば、エステや美容院の立地条件などを利用して、知名度や信頼性を獲得できるでしょう。
また、すでに開業している従業員やお客さんと交流し、集客や人脈づくりにも役立ちます。しかし貸す側としては、双方にトラブルが生じた場合などの悪いケースを想定して判断をするため、安易に貸してもらえないのが現状です。
3.リピーターが増える内装工事のポイント
集客のよい悪いは、スタッフの接客対応が土台にあり、つぎにお店の雰囲気やデザイン、設備といった内装が重要になります。もちろん、お店の内装だけで決まるわけではありませんが、お店の雰囲気というのは、お客さんがまた来たいかどうかの判断材料のひとつになります。
3-1. おしゃれで清潔感がある
ネイルサロンだけなく美容に関するお店ではおしゃれや清潔感が求められます。白やパステルカラーを基調とし、アクセントとして鮮やかな色をいれることで、おしゃれさを演出できます。赤や青、黄色といった単色よりも、明るく淡い色合いのほうが、爽やかな印象を与えるでしょう。
レイアウトに関しては、できるだけシンプルで余白が多いものを選んでください。情報量が多すぎると、圧迫感を感じてしまいます。必要な情報のみを分かりやすく配置し、視覚的にすっきりとしたデザインにしましょう。
3-2. 居心地のよさ
ネイルサロンでは、長い施術でも快適に過ごせるような工夫が必要です。たとえば、長時間座っても疲れにくい、心地のよい椅子を選んだり、ドリンクサービスで飲み物を提供したり、少しでもリラックスできるような環境づくりを心掛けてみましょう。
お香やアロマなどでもリラックス効果を上昇させます。
ほかにも、照明や温度の調節、店内のBGMなどで快適度を高めることも可能です。細かい内容が多いですが、小さな配慮に気を配ることで、新規顧客のリピート率が期待できます。
3-3. 個室または半個室
プライバシーに配慮した完全個室や、パーテーションなどで区切られた半個室のサロンは、非常に人気が高いといえます。とくに初めてネイルサロンを利用するお客さんにとっては、周囲の目を気にすることがなく安心して施術を受けられると評判です。
個室にすることによって、カウンセリングの際、お客さんの要望や悩みなどを引き出しやすくなります。ニーズや好みが分かれば、適切なアドバイスや希望どおりの施術ができるので、結果的に、満足度の高いサービスを提供できます。
4. ネイルサロン開業の流れ
実際にネイルサロンを開業する場合、どのような手順で進めたらよいのでしょうか。資金以外にも必要な項目を以下にまとめました。
4-1. ターゲットを決める
開業をする前に、まずはコンセプトやターゲットを決めましょう。お客さんがどんな場面で、どんな理由や目的を持ってネイルを楽しみたいのかを考えます。どんな付加価値を与えたらよいのかを具体化することです。
たとえば「30代会社員でオフィス向けのシンプルなネイルが好きな女性」といったようにペルソナを細かく決める方法もあります。ターゲットを絞り、他店との差別化を図りましょう。
4-2. 開業方法を決定する
貸店舗や自宅サロン、間借りや居抜き物件といった開業方法はいくつかありますが、選択する基準や目安は大きく分けて3つです。
1つ目は「資金」です。全部妥協をするのはよくありませんが、自分に見合っていない初期投資ほど危険なものはありません。初期費用に充てられる資金の限度額を、再度改めましょう。
2つ目は「集客力」です。集客力は立地や口コミでも左右されるので、周囲に競合店がないか、人通りの多い場所か、しっかりリサーチをする必要があります。
3つ目は「自由度」です。貸店舗だとリスクや責任がすべて自分にかかりますが、その代わり、経営の方針や内装なども自分が好きなようにすべて自由に決められます。それぞれのメリットやデメリットを再確認して、自分に合った開業方法を見極めましょう。
4-3. 開業に必要な資金の準備
ネイルサロンの開業において、トータルでかかる初期費用は開業方法によって異なります。開業資金を自己負担だけで用意するのが難しい場合、助成金や補助金、融資などの活用も視野にいれておくとよいでしょう。
助成金や補助金は目的や管轄が異なりますが、どちらも事業者に対して給付される支援金のことです。しかしだれでも受けられるわけではなく、厳しい審査があったり予算に限界があったりします。
融資は主に銀行から借りいれることで、書類の提出や返済能力などの審査を通過しなければいけません。そのため、支援金とは違い返済義務は発生するものの、必要な金額を一括で借りられます。最終的には全部でいくら必要なのか、分かりやすくまとめておきましょう。
4-4. 物件を探す
資金の準備ができたらいよいよ物件探しです。間取りや広さだけではなく、立地などもしっかり見ておきましょう。最初に決めたお店のコンセプトやターゲットを再確認し、物件周辺の雰囲気とマッチしているかどうかをリサーチしてください。
前に営業していたお店が悪いイメージだったり、同じビル内で競合したテナントがすでに入っていたりする場合もあります。内装工事のしやすさはもちろん、その土地の雰囲気や立地を入念に調べましょう。
4-5. 開業届の提出
ネイルサロンを開業する場合、事業を開始した日から1か月以内に、開業する地域の税務署へ「開業届」を提出しなければいけません。提出方法は、窓口への持参・郵送・オンラインの3つから選択できます。書類は税務署に置いてあり、国税庁のホームページからダウンロードも可能です。
また、ネイリストは国家資格ではないので、ネイルサロンの開業において特別な資格や免許は一切ありません。もちろん、知識や技術がある程度求められるため、ネイリストに関する資格を取得すること自体は、仕事において必要になるでしょう。
5.ネイルサロン 内装施工事例
上品さと遊び心のあるサロン
nail salon angot. 様 滋賀県草津市野路1-5-24 サンシャイン1F
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大人可愛いサロン
Allure 様 京都府京都市中京区富小路通三条上ル福長町101 SACRA ANNEX 302
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6.まとめ
いかがでしたか?接客対応や技術面はあとからいくらでも変えられますが、内装や設備は一度開業してしまうと安易に変えることはできません。
間違った妥協をしてしまうと、必ず集客に影響し、取り返しのつかない状況になります。それを避けるためには、やはりプロの技術や専門的な知識が必要になるでしょう。開業についてお悩みの方は、一度テナント工房までご相談ください。