集客につながる店舗の外装デザイン!ポイント別に解説

  • 2023.1.20

  • 最終更新日:

店舗の外装は、お店を作るうえでこだわるべき箇所の一つです。事前に下調べや予約をせずに飲食店を訪れる際、店舗の外装をみてお店を決めることも多いのではないでしょうか。そのため、店舗の外装にこだわるかどうかは、お店の売り上げにも直結します。

ひと目見てどういったお店かが伝われば、より多くの顧客にお店をアピールでき、売り上げ向上につながるでしょう。

この記事では、外装デザインが大切な理由や集客につながる外装デザインのポイントなどをわかりやすく紹介しています。開業を予定している方や店舗のリニューアルを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

店舗の外装デザインが大切な理由

店舗の外装デザインが大切な理由は、第一印象につながることや店舗のコンセプトを表現できること、ブランディングできることなどが挙げられます。

より多くの顧客を獲得するためには、これらの理由をしっかりと把握したうえで店舗の外装デザインを決定しましょう。

第一印象につながるため

人間の第一印象が見た目で決まるように、店舗の第一印象も外装デザインで決まります。外装デザインにこだわると付近を通った人の目に留まったり、初めて訪れた人によい印象を与えたりすることが可能です。

特徴がない店舗は通行人の目に留まりにくいため、獲得できたかもしれない顧客を逃してしまう可能性があります。

第一印象を意識し「入ってみたい」と思わせる外装デザインにすることが大切です。より多くの顧客を獲得し、売り上げを伸ばしたいのであれば、ターゲットとなる顧客の興味を惹くようなデザインはどのようなものかイメージを膨らませてみましょう。

コンセプト表現できるため

外装デザインはその店のコンセプトを表現する手段でもあります。

高級な料理を提供する店舗であれば気品のあるデザイン、リーズナブルな料理を提供する店舗であればカジュアルなデザインなど、店のコンセプトがわかるデザインにすることで狙っている層の顧客を獲得できるでしょう。

また、コンセプトを決める際は競合店と差別化を図ることが大切です。自分の店舗ならではのコンセプトで他にはないような外装デザインを実現できれば集客率の向上につながります。

現段階で店舗を運営している場合でも、コンセプトを練り直し、外観デザインをリニューアルすることで、新たな顧客を獲得することができるかもしれません。集客や売り上げに悩んでいる方は外観のリニューアルを検討してみるのもおすすめです。

ブランディングできるため

外装デザインにこだわることで店舗をブランディングできます。ただ、店舗をブランディングするためにはコンセプトを明確化しなければなりません。

コンセプトを明確化し、印象に残るデザインや色合いの外装を実現できれば、競合店と差別化を図れるうえにブランドの価値を向上させられます。

ブランドの価値を上げるためにもお店のコンセプトを明確化し、独自性の高い外装デザインを実現しましょう。

店舗の外装デザインのポイント

店舗の外装デザインを決める際は入り口・ドアや外壁、窓、看板など、こだわるべきポイントが複数存在します。

各ポイントをおさえておけば、より多くの方の目に留まる外装デザインを実現することが可能です。ここではポイント別に押さえておくべき内容を解説します。

入り口・ドア

入り口やドアは、顧客の目に留まりやすく入店を促せるようなデザインにしましょう。

お店のコンセプトに合わせるのは大前提としながらも、特徴的なデザインの入り口を実現することで新規顧客の獲得につながります。

そしてドアに関しては、ガラス素材を採用するのがおすすめです。ドアがガラス張りになっていれば通行人は外から店内の様子を確認でき、お店の雰囲気を知ったうえで入店できます。

また、どこか暖かみを感じられるデザインにすることで、初めての方でも安心して入店できるでしょう。お店の顔ともなる入り口やドアは、目を引くデザインながらも気軽に入れるような雰囲気にすることが大切です。

外壁

外壁は外装の大半を占めており、店舗のコンセプトや雰囲気を表現するうえで非常に重要な役割を担っています。

そのため、外壁を検討する際はお店のコンセプトや雰囲気に適した素材や配色を選びましょう。あまりにもコンセプトからかけ離れたデザインにすると、ブランディングにも影響するので注意が必要です。
また、外装の大半を占めるからこそ定期的にメンテナンスを行わなければなりません。もしも外壁が汚れていたり、欠損していたりする場合は迅速に補修しましょう。

窓が設けられていれば外から店内の様子を確認できるので、初めての顧客でも安心して入店できます。

ただ、隠れ家をコンセプトにしている店舗などは窓を設けるとコンセプトが崩れるため、必ずしも窓が必要というわけではありません。

あくまでもコンセプトを意識しながら、デザインを考えることが大切です。

看板

看板はお店の目印となる存在であり、通行人だけでなく車に乗っている人の目にも留まるため、集客に大きく関わってきます。

外装デザインのなかでも看板は非常に重要な部分です。また、看板にはいくつかの種類が存在するので、各看板の特徴をしっかりとおさえておきましょう。

正面看板

正面看板はその名の通り、店舗の正面に掲げられる看板です。正面看板はお店の象徴ともいえるため、より多くの方の目に留まるようデザインや配色にこだわりましょう。

また、店名の書体やサイズもお店のコンセプトに合わせることをおすすめします。書体一つでもお店の印象は大きく変わるので、より強い印象を残すためには細部にまでこだわる必要があります。

袖看板

袖看板とは、建物から突き出るようなかたちで設置されている看板です。正面看板とは異なり、両側からお店の名前を確認できるため、顧客が店舗へ訪れる際の目印になります。

袖看板は初めて訪れる方でも迷わず店舗まで辿り着けるよう形や色、照明などにこだわりましょう。

また、袖看板は通行人だけでなく車に乗っている方々の目にも留まりやすいので、特徴的なデザインや目立つ色にすることで高い宣伝効果を得られます。

置き看板

置き看板は店舗の前に設置されている看板で、別名スタンド看板や立て看板とも呼ばれています。置き看板には、お店の名前や営業時間を記載するケースがほとんどです。

ただ、飲食店の場合はおすすめのメニューや、料理の価格が記載されているケースもあります。置き看板を通して、初めて訪れる方にもサービス内容やお店の価格帯を知ってもらえるため、設置する際は記載する内容をしっかりと検討しましょう。

のぼり

のぼりはお店の名前や商品の名前、イベントなどを告知する際に使用され、布を竿に通して立てられているのが一般的です。

さまざまな店舗で用いられているため、外出した際は必ずといっていいほど目にするでしょう。のぼりは車に乗っている方でも瞬時に内容を読み取れるよう、シンプルなデザインにするのがおすすめです。

照明

照明があれば夜間でも明るく、訪れる人の安全性を確保できるのはもちろん、顧客の目を引き寄せるといった効果もあります。

そのため、照明を設置する際はお店のコンセプトに合った色や明るさを選びましょう。照明はただ明るさを確保するものではなく、集客するうえでも重要な役割を担っているのです。

装飾

より多くの顧客を集めたいのであれば装飾にもこだわりましょう。外装に装飾を施してオシャレな雰囲気を演出したり、顧客の目を引いたりするようなポップを飾ることで、来店率の向上が見込めます。

ただ、装飾が目立ちすぎるとお店のコンセプトが崩れてしまう可能性があるので、装飾を施す際はやりすぎないよう注意が必要です。

店舗の外装デザインにプラスしたい要素

店舗の外装デザインにメニューや価格の要素があったほうが集客につながりやすい場合もあります。メニューや価格を外装デザインに取り入れることで、初めての方にもどういったお店なのかが伝わり、入店してくれる可能性が高まります。

メニュー

メニューを店舗の入り口に置いておくことで顧客は入店前にそのお店の商品を確認できるため、安心感が高まり、入店しやすくなります。

美容院や各種サロンであればサービスごとの価格、飲食店であれば料理の内容とその価格をメニューに記載しておきましょう。

また、飲食店の場合は料理の写真を載せておくことも大切です。写真があればどういった料理なのかを顧客へ明確に伝えられるため、入店してもらえる可能性が高まります。

価格

顧客によって予算は異なります。誰もが安心して入店できるよう、入り口の看板にはわかりやすくサービスや商品の価格を記載しておきましょう。

ただ、すべての価格を無理に記載すると外装のデザイン性が損なわれてしまうため、看板には一押し商品やメインで行っているサービスの価格、一部のドリンク料金などを記載しておくのがおすすめです。

まとめ

外装デザインはそのお店の第一印象につながり、集客の面にも大きく関わってきます。そのため、新たに何かしらの店舗を開業する際は、お店のコンセプトに沿ったデザインを検討しなければなりません。

また、現在店舗を運営している場合でも、外装デザインをリニューアルすることで新たな顧客の獲得につながります。

デザイン一つで来店率や売上は大きく変わるので、経営する際は細部にまでこだわったデザインでより多くの顧客を獲得できる店舗を目指しましょう。