Episode.22 CONSTRUCT1 様


京都市左京区にオープンされたアパレルショップ「CONSTRUCT1」 様。オーナー様の雰囲気を表現したような、スタイリッシュなカッコよさと温かみのあるお店をこの度オープンされました。開業にあたり、弊社を選んでいただいた理由や今後の展望などを詳しく伺いました。
※「CONSTRUCT1」正式名称は1の下に_


――開業のキッカケ

お客様:元々15年この業界に勤めてて、自分の思い描くファッションの小売店、セレクトショップを作りたかったのがキッカケです。より強く自分の色を出せる店がやりたかったのが一つです。あとはやっぱりお客様に喜んでいただくということもやりたかったことの一つですね。自分がやりたいことを通じて、お客様に喜んでいただくのが理想というか、そこを目指して開業したってのもあります。


スタッフT(以下T):15年ってけっこうな年月だと思うので、ようやく夢が叶ったんですね!


お客様:そうですね、15年でようやく叶って。もうちょっと早くやりたかったってのは正直あるんですけど、まぁタイミング的には今でちょうど良かったかなと思ってます。 起業することにめっちゃ悩みましたけど、開業して良かった。


T:けっこう最初開業どうしようか悩んでましたよね。


お客様:ゼロからだったので、どうしたらいいか。開業まで時間はかかったんですけど、悩みましたね。



――問い合わせのキッカケと決めた理由

お客様:一番に開業をどういう風に進めていったら良いか分からなかったので、そこも聞けるところで選んだのが問い合わせのキッカケですね。そのあと一緒にテナントの方に行って。最初、Oさん(テナント工房営業スタッフ)とやり取りさせて貰ってて。こことは違う物件を見に行ってた時に、色々とやり取りを親切にしていただいて、それでテナント工房さんにお願いしようとなりました。


T:1件目の物件の時、最初に出会ったのは半年ぐらい前でしたもんね。


お客様:6月ぐらいでしたっけ?夏ぐらい。


T:夏でしたね。あの物件良いですよねって話してたのが始まりで、そこから何回か打ち合わせさせていただいて。工事が決まって契約して頂いて、いざ始めようとした時に、まさかの物件がなくなってしまいました。


お客様:物件が押さえられてしまって、またゼロからだったんですけど、でもまた改めて色々と一緒に取り組んでいただいて、本当に感謝してます!


T:こちらこそありがとうございます!


お客様:ここまで長かったですね。こうやってオープンできたのもテナント工房さんのおかげです!

取材はCONSTRUCT1様におじゃましました!
(左からオーナー様、設計スタッフT)


――開業まで不安だったこと

お客様:全部ですね(笑)本当に出来るんかなって。


T:たしかに不安になりますよね。


お客様:全部っていうのが正しい。大変なのは全部でした。仕入れの面もですし。取り組みはずっとやってるけど…実感がなかったっていうんですかね。仕事が終わってから家でやる作業が多かったので、なんかそれが不安というか…ずっと考えている日々が続きましたね(笑)あとは相談できる人があんまりいなかったってのもあったかも。


T:相談する人がいないと、気持ち的に大変ですよね。


お客様:周りの起業した人も言ってました、「孤独だ」って(笑)それは確かにその通りかも。正解は誰も分からないですし、自分も分からないですし、聞いても多分誰も分からない。信じるのは自分だけになるっていう不安。これが一番の不安だったかも。自分が正しいのかどうか考えること。


T:自分自身で決めないといけないですもんね。


お客様:そうなんですよね。そこが合ってるかどうかが不安なところかもしれないですね。


T:その不安はどうやって乗り越えていったんですか?


お客様:家族との時間かな。これから絶対忙しくなると思って、開業準備の間に一番家族と時間を過ごしました。娘たちと一番長く過ごしたかも。15年間ずっとほぼ土日も仕事してたので、開業準備の間はスタンスを変えて、土日はやらないと決めて、その分家族と過ごせたのが解消になった。


T:いい話…!


お客様:人生で一番娘たちと過ごしたかも。今まで連休がなくて。あっても3連休が年に1回あるかなぐらい。まとまって家にずっといることがなかったから、上の娘に「仕事行かないの?」ってめっちゃ言われました(笑)下の娘には「今日休みなの?」って言われて、「家でやる事があるから休みじゃないよ」って言っても、下の娘からしたらずっと休みだと思ってたみたいです(笑) 新しいお店が出来た時に、連れて行って見せたら、ここが新しい仕事場だってイメージは持ったみたいで「ここでお仕事するの?」みたいなことを言ってました。


T:ご自宅から近いですもんね。


お客様:そうですね、近いから通勤に便利です!そこは時間も取れていいかなと思ってます。



――担当の印象

お客様:営業のOさんは…言うことがすごく適格。アドバイスというか、すぐに聞いたことも返してくれるので、そこはキャリアがある方なんだなとすぐ分かりました。Tさんは静かな方かな?と思ってました。すごく丁寧な口調なので、おっとりされてるイメージはありますけどね。


T:ありがとうございます!


お客様:電話とか打ち合わせの時はおっとりされてるイメージ。あ、営業のOさんお二人がご兄弟なのにも驚きました。


T:最初はO兄弟の二人が担当でしたもんね。


お客様:名前一緒だなと思ってたんですけど、見た目はそんなに似てなかったので…。


T:たしかに、見た目はあんまり似てないですね(笑)


お客様:でも口調とかはちょっと似てますよね。名刺頂いた時、名前が一緒だったんで、まさかなと思いつつ、聞いたら兄弟ですって言われて、そこにびっくりしたのを思い出しました。

――Tからお客様の印象

T:オーナーさんは…最初お会いしたとき、あ、アパレル関係の方だな~って。何が印象的だったかと言うと、持ってる鞄。普通の人は持ってないだろうって(笑)


お客様:赤いやつですね。会う時だいたいあれですね、夏はあれよく使ってるんです。


T:そんな印象ながらも喋りやすい方やし、この方と一緒に何か出来たらいいな、応援したいなと思いました。あとは…一緒に歩んできたって感じがしてます!


お客様:年月がそうさせましたね。



――良かった提案

お客様:前の建物から引き継いだ部分やインテリアの部分、ここをフィッティングにしてもらったり、什器置けるようにして貰ったのが一番良かったです。物件の形を活かして貰えたのが良かったかなと。フィッティングのとこ、すごい気に入ってます。ちょうどいいです、サイズも。最初狭いかなと思ったんですけど。鏡と扉の間、距離、バランスが本当ちょうどいいです。


T:そこの壁、基礎があって動かせなかったんですよね。


お客様:それを活かして、ちょうどいいフィッティングを作ってくれて。あとはレジも気に入ってます!斜めなのが気に入ってます。


T:真っ直ぐだと丸見えになっちゃうので…。


お客様:そうなんですよね、見えなくなってるなと思って!真っ直ぐにしてくださいって言ってたら、お客様が奥まで来たら裏が丸見えになってたなと…。ストックに入る動線とか考えてくれてて、めちゃくちゃ良かったです!


T:そう言っていただけて良かったです!


お客様:真っ直ぐの方が良いんじゃ…と思った時もあったんですけど、結果これで良かったです!


T:最初は真っ直ぐで考えてたんです。でもそうすると塞がる部分が出てきて動線も悪くなるし、狭くなっちゃうとこもあって。行きづらくなってぶつかるだろうなって。

お客様:実際にお客様が来られた時、想像されてた動線で動かれてて、そうあるべきの動線になってるんだなって。全部見れるようになってる。そこは自信を持っていただいて!!


T:ありがとうございます!

お客様:何も知らない方も必ずこっちまで来られるので、理想の動線なんだなと思いますね。


T:このディスプレイの部分もけっこう変わってるから目立っていいのかも。外からも見えますしね。


お客様:そうですね、店への入りやすさにも繋がっているのかなと思います。


――印象に残っているエピソード

お客様:やっぱり物件が変わったこと…(笑)


T:電話頂いたとき、どうしよっかな…って思いました。


お客様:びっくりしましたよね、融資の話もしてたので…。またイチからやったので2倍やった感はありました。そこは失敗点でもあり、でももう1回、イチから出来たのはある意味良かったかなって。


T:今思えば、ここから始めて次はああいう物件を探しますって言ってましたもんね。


お客様:そうですね。流れ的にはそうかもしれないですね。結果論になってしまいますけど、今の物件の方が絶対に良かった。あの物件もたしかに問題は色々あったので…。


――こだわった箇所

お客様:フロントに、目につくところに見える什器ですかね。ラックも…というと全部になってくるかも?絞って言うなら、外から奥の什器部分まで見えるっていうのは良かった。ここがただの壁だったらもうちょっと見え方変わってきてた。ラックだけ置いても違うし。小物の什器は良かったなと。アイキャッチになってお店に入って来られるポイントになってるのかなと。


――オープン後のお客様の反応

お客様:反応は…木の香りがしますねって一番そう言われます(笑)でもいいお店ですねと言ってくださいますし、オシャレなお店だなとも言ってもらえますし、そこは良い反応をいただいてます。でも皆さん木の香りがすると仰るので新築感が強いのかも(笑)でもこれが居心地の良さになってくれればいいなと。


T:たしかに今日入ってきた時に木の香りするなと思いました。前オープンの時に来させてもらった時はそんな感じじゃなかったから、今日あれ?って思いました。


お客様:何でなんでしょう…?内装のイメージと香りがリンクしてくるんですかね、木が置いてあるんで。そこは良かった点でもあって、入りづらい店は違うなと思ってたので。


T:入りやすいですもんね。


お客様:その辺はやっぱり必要かなと思ってたので良かったです。


――お店のPR・今後の展望

お客様:国内のデザイナーズのブランドが揃ってます。今後ブランド数も増えていくので、お洋服が本当に好きな方にお越し頂きたいなと思っています。もちろんそれ以外の方も!気軽に喋りに来てもらって、服を選んでもらって、気軽に入れるお店というのを目指しています。アイテムはちょっと高価になる物も多いですが、楽しんでお洋服を選んでいただけるお店にしていきたいなって。


T:たしかにオーナーさんと話をしてお洋服を買っていきたいなって気持ちになります。


お客様:そうですね、そんな風にしたい。こんなお洋服があって面白いですよって会話しながら。 展望は…今後はブランドをもうちょっと揃えていくので、このお店をめがけて来ていただける様になりたいなと。……で2店舗目を。今はユニセックスラインで揃えてるんですけど、メンズ・レディースで展開したいなと思ってます。


T:じゃあ3店舗目もいりますね!


お客様:そうなるかもしれないですね!お洋服だけじゃなくて、トータルライフスタイルを提案できる店舗をやりたいですね、最終目標はそこです!

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2023年12月)