Episode.21 Toremani 様


兵庫県神戸市のセンタープラザ西館にあるトレーディングカードショップ「Toremani」 様。移転をキッカケに、これまでのトレカショップのイメージを大きく変えるお店を作られました。弊社を選んでいただいた理由や今後の展望などを詳しく伺いました。


――問い合わせのキッカケ

お客様:3社見積で、安くて質の良いところに出来ればお願いしようかなという思いで、インターネットで探して。検索して1ページ目の上位5個ぐらいのところ覗いて、どういう風に作ってますよと書かれているページを見て。実際に話聞かないと分からないなと思って候補3つあげてそのうちの1つがテナント工房。
テナント工房はHPに施工事例を沢山載せているじゃないですか。写真綺麗じゃないですか。きっと高いんだろうな…と感じながらも見積りを依頼させて頂きました


スタッフT(以下T):HPは「関西 お店づくり」みたいなワードで調べはったんですか?


お客様:「店舗内装 工事」みたいな形で。改装とか。


T:たしかに弊社のHPがヒットしそうなワード!


お客様:わりと上位にいたんじゃないかな。検索でなかなかトップの方に出てくるのは難しい事だと仕事柄自分も分かっていて。トップに出てくるってことはそれなり評価を得ていて、ちゃんと売上も上げている会社だなって。だから信頼できるなって思って。


T:経営者目線ですね!



――開業のキッカケ

T:今回は移転という形での工事だったんですけど、最初にお店を持たれたのは10年ぐらい前だったんでしたっけ?


お客様:そうですね、もう11年ぐらい前になりますね。開業のキッカケは…当時、まずは何かしたい、起業したいって思ったのがキッカケで。実はトレカとか特別に好きっていう訳ではなくて…。好きなものを職業にするってのがあんまり頭になくて。今後伸びる事業って何だろう、地元で何かを流行らせたいなって思って、市場調査をしたところ、コスプレが流行ってたのでコスプレかトレカの二択だなって。コスプレは地域で大手が参入してたので残っていたのがトレカ。トレカも市場規模を見ると、今後右肩上がりに伸びていく・流行るってデータ上出ていたのでこれは間違いないんじゃないかと思って。数字で判断しました。


T:昔から何かしたいっていうのはあったんですか?


お客様:そうですね、昔から何かしたいっていうのは強く思ってました。独立とか起業とか。違うことやってても起業したかったから頑張れてたのかな。


T:素晴らしいですね!僕はどちらかというとサラリーマン性質なので会社から離れるという考えに辿り着かない。夢見ることはあっても勇気出ず振り切れないです…。


お客様:起業もリスクが高いのは分かってるんですけど、僕は朝が苦手なので、その部分も考えて自由な発想で(笑)家族からはちゃんとしなさいって言われてました(笑)

取材はToremani様におじゃましました!
(左からオーナー様、弊社営業スタッフO、弊社生産支援スタッフT)


――移転まで不安だったこと

お客様:お店の形・業種自体は一緒なんですけど、中身・やり方をがらっと変えたんですよね。何万種類も取り扱ってたんですけど、十分の一の規模にして、販売の方法も極端に変えてしまって。お店の雰囲気も変える事で良くなるってイメージはすごくあったんですけど、それで、もし今まで来て頂いていたお客様が離れていってしまったらどうしようって。


T:今までと同じターゲット層で、すでにお客様がいらっしゃるが故の不安なんですね。


お客様:新しいチャレンジだったのでこれで失敗してしまったら…ていう不安はすごくありました。 いざオープンしたらお客様に沢山来て頂いて。今はわりと落ち着いてきてはいるんですけど、わちゃわちゃしたお店より、こういう静かで落ち着いた空間でカードプレイを楽しむというコンセプト通りに今のところいってるのかなって思っています。


スタッフO(以下O):良かったです!


T:99%カフェの空間ですもんね。BGMもめちゃくちゃ良い感じやし。


O:これって共用?それともお店のBGM?


お客様:お店のBGMですね。スピーカーつけてJAZZ流してます。


O:JAZZ!素敵!


お客様:BGMも昔はアニメの音楽一色だったんですけど、今は落ち着いてこんな風にしたので女性の方も安心して来て頂けるのかなと。なので不安はわりと払拭されました!


T:僕もアニメとかは好きなんですけど、カードショップに馴染みがなくて。このお仕事をさせて頂くってなって、難波とか色んなカードショップに足を運んで見に行ったんですけど、こんな感じの雰囲気のお店は1件もなかったです。大きい空間、例えば2階のフロアが丸々ショップっていうのはあったんですけど、雰囲気暗い感じで、事務机何台もばん!ってある感じのようなもので。


お客様:本来のトレカショップのスタイルですよね。移転して名前変える前の本店はまさにその仰ってた事務机に丸椅子で背もたれもなくて。子供がわちゃわちゃいるようなイメージでした。


――担当の印象

お客様:印象は…3社見積りした中で一番しっかりしてるなと。服装から対応から。


T:服装は一緒に行ったスタッフがスーツでビシッとしてたからですかね?(笑)


O:スーツの印象、大事なんですね。


お客様:大手企業さんが来たみたいなイメージでした。これはきっと高いぞと思って(笑) イメージ的にはこういうのって筋肉マッチョなおじ様が来て、ここは適当でええやろって感じで実際そんな感じのところあって…。テナント工房さんはきっちりサイズとか間取りとかも見てくれて、安心して任せられる業者さんなのかなって感じました。


T:ヒアリングを最初にさせて貰って、頂いた資料の中にパースとかもあったのでイメージすり合わせておきたくて。


O:ご自身でパースを用意されてたんですよね。


お客様:お店がそんなに広くないので、動線とか人が実際に入ったときが気になって気になって仕方なくて。リアルな間取り・サイズを自分で把握したいなって。ただ自分で計算した間取りと実際のサイズ感は思ってたより結構違いました。


O:そこはね、プロの出番です!


お客様:最終的には、もうすごく綺麗に仕上げていただいて。


T:最初の現地調査の時も結構細かく寸法測らせてもらって。


お客様:そう、1時間ぐらいね(笑)


T:毎回そこはお時間を頂いてしまって申し訳ないんですけど、これが結構大切で…


お客様:それがすごい印象的でした。これは任せてもちゃんとやってくれるかもって。 だいたい眺めて寸法を測らない業者さんもいたんで。だからしっかり測って、あの短時間でここまで出来たのかってイメージはありました。


T:図面は頂いてたので…。建物図面あるから寸法測らなくてもいいっていう方もいます。でも今回改装工事だったので、僕たちは細かく測らせてもらった形ですね。


――良かった提案

お客様:考えてたイメージに近い形になるように、こちらのイメージに寄り添って頂いてた。それを最終形態に持っていって頂けたなって。あとは看板の提案。自分では考えつかないような色やカタチ、立体的なものであったり。壁紙の色も自分が考えてたものだったら恐らくちょっとかっこ悪かった。ちょっとコンクリート柄っぽいもの。だから木目調の壁紙の提案は、自然を取り入れたような雰囲気もほしかったから調和して良かった。 他も照明の配置であったり、ショーケースも反射を考慮した配置であったり…「さすが」と。


T:ありがとうございます!そう言って頂けるとめちゃくちゃ嬉しいです!


――上手くいかなかったこと

お客様:希望日に間に合ってますし、急遽依頼したけどすぐに対応して頂けて。工事も延期になることもなく…思いつかないかも…。


T:ちょっと照明の方がメーカートラブルありましたよね。


お客様:あったんですけど、それもすぐ対応して頂けたし改善されてますし。あ、それでいうと館内のトラブルかな。


O:非常灯の件ですね。


お客様:建物側からこれでOKだよって言って頂いてたのに、実際に点検したら話変わってて。事前に確認してくれていたのに、規約的に引っかかって何とも言えない状態になってしまった。


T:僕らとしても心苦しい部分…。「これほんまに非常灯なん!?」ってなるような、普通の照明が非常灯扱いになってて。それを取り外したのでまた直して…ご迷惑をおかけして…。


お客様:これは恐らくどの業者さんも同じことになっていたと思うので、やっぱり分かりにくいところでしたよね。


――印象に残っているエピソード

O:あれじゃないですか、弊社に来ていただいたときの…


お客様:ですよね、それ思い浮かべてました(笑)オフィスにお邪魔させて頂いたときの打ち合わせ、図面を作った方とはZOOMでの打ち合わせで、それもまた細かく…。


O:なるべくリアルでしたかったんですけどね。


お客様:車の中からZOOMでお話しをして頂いて。本人が隣にいなくてもこういう風にデザインをしっかり確認しながらお互いの意思疎通が離れていてもできるんだなって。 その場にいないから出来ませんじゃなくて、どこにいてもしっかり対応して頂けるんだなって。


O:コロナがなかったら、オンラインもここまで発達してなかったかも。


お客様:たしかになかったかも。オンラインも全然良いですよね。今までは対面しないと納得できなかったり電波悪かったり電話だけでは伝わらなかったり。今の時代、主流になってくるんだろうなって。


――オープン後のお客様の反応

お客様:「カフェやん!」って(笑)最初分からんかったみたいな。ここでお店合ってるよね?って、そういう声が多かったかも。僕の身内が来たときも「ここだよね?」って。名称が変わったのもあって、まずは確認から入るのが多かった。綺麗だよね、オシャレだよねって声がありました。オシャレに作っていただいたおかげです。


T:オープン後はオープン記念で色々イベントとかもされてましたよね?


お客様:無料でガラガラであったり、普通では手に入らないものを定価で販売させて頂いたり、無料で商品をお配りしたり。『稲葉社長』(※お客様)って声をかけてくれた人にプレゼントしますよとか、一緒に写真を撮ったらプレゼントっていうイベントとかしてました。 写真をどんどん撮ってSNSで拡散してもらっても、恥ずかしくないようなお店になったので。どうぞどの角度からでも写真をどんどん撮ってくださいって自信を持って言えるようになったなって。


――お店のPR・今後の展望

お客様:昔のトレカショップのイメージとは違う、三ノ宮ではカフェ的な、落ち着いた雰囲気のお店は当店だけなのかなって思っています。 取り扱い商品もカードもブランドと一緒で、傷物とかはカードに価値はなくて。当店では鑑定品がメイン。プロが鑑定してそれに点数をつけた商品を取り扱っていまして。 鑑定品以外でも傷のカードとか価値のないカードは排除していたり、価値のあるカードをパック販売したり、今では手に入らないパックを未開封のままの数十種類取り扱っていたり、他店では取り扱いが難しい商品を取り扱っている店になります。

今後…もう少し大きめの店舗とかも出来れば。サービスもそれ相応に、レベルを落とすことなく、資産価値のあるトレカだけで。資産になるような商品を展開していって、そのコレクターであったり、本当にトレカが好きな人に集まっていただいて利用して頂いたら嬉しいです。 神戸No.1のサービス、商品を目指していきます。

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2023年10月)