Episode.16 Dog Salon King 様


兵庫県の宝塚市にある「Dog Salon King」 様。ワンちゃんと飼い主さんにもっと寄り添いたいという思いから独立されて、理想のトリミングサロンを作っていこうと開業されました。開業までのエピソードや弊社を選んでいただいた理由、今後の展望などを詳しくお伺いしました。



―― 開業のきっかけを教えてください

スタッフO(以下O):ずっとトリミングサロンで働かれていたんですよね。どのぐらい?


お客様:そうです、高校と専門が一貫になっているところに通っていて、卒業してからペットショップで1年半働いてたんですけど、そこのオーナーさんがペットショップを辞めることになって。そのペットショップのかかりつけの動物病院がトリマーさんを募集していてその動物病院のトリミングサロンで勤めることになったのが約9年ぐらい前です。そこから去年の12月末にそこを退社して開業っていう流れです!


O:開業したいなーって思ったキッカケは何だったですか?働いていた間に考え方が変わって…と仰ってましたよね。


お客様:そうなんです、色々あったんですけど…、一番はワンちゃんと飼い主さんにそれぞれしっかり向き合える時間っていうのがだんだん短くなっていたこと。しっかり寄り添って1匹1匹ちゃんと見てあげたいということが難しくなってきたと感じていて、それだったら自分のサロンを開いて、思うようする方が、自分のストレスも少ないし、人生1度きりやし、やろうって決めて、一歩を踏み出しました。


O:自分がやりたいサービスを提供するためにってことですね!

取材はDog Salon King様におじゃましました!
(左からお客様、弊社設計O)


―― 開業まで不安だったこと

お客様:今も正直不安なんです。前の職場が地元だったので、その兼ね合いで地元で開業できないっていうのがまずは一番不安。対応させていただいていたお客さんも宝塚まで来ていただけるかというとなかなか難しい。そうなるとイチからの集客になるし、自分とのゆかりのない土地やし、お客さん来るんかなという不安はいまだにあります。


O:物件もね、ここが見つかるまで色々探してたよね。


お客様:地元でも半年待ったけど全然なくて、そのあと地元からエリアを外して宝塚で探すことにして、宝塚の不動産屋さんにも聞いたけど答えは一緒で、動物OKのテナントが本当にないって話で。不動産屋さんも色々探してくれたけどそれでもなくて、自分が払える家賃のこともあるしどうしようってなってたときに、ここのテナントが動物OKだよって出て。1階が良かったから2階かーと思いながら(笑)


O:前のところが2階建ての建物で1階でサロンされてたんですよね。


お客様:そうです。でも2階は2階で捉え方によって良いように使えるかなって思って。 トリミングサロンってだいたい1階にあるけど、2階だったら車とか人通りを気にすることなく、ワンちゃんもストレス少なく過ごせるかなと思って。 そう考えると、飼い主さんが上がってくるのはちょっと大変かもしれないけど、2階でも良いんかなーって思って。


O:コンサルとかも受けたりしたんですよね?


お客様:しましたー!したんですけど、しっかり深堀して学ぶとなるとやっぱり有料になってくるんで、無料で出来る範囲で色々勉強しています。


O:開業までの勉強もしっかりされてるんですね!



―― 問い合わせのキッカケ

O:HPを見てくださったんですよね?その中でもまた何でテナント工房に?


お客様:元々は地元で考えていたので、距離的にも地元の人にお願いする方が良いのかなって思って探してたんですけど、HPにどういうものを作ってきたかって分かる施工事例が全然なくて、イメージが湧かなくて。飲食業に強いのか美容室に強いのかといったことすらも分からなくて、それで色々探していたらテナント工房にたどり着いて。

HPを見てたら飲食も美容室もしてて、しかも融資の添削もしてくれるって書いてて。融資も初めての事やし、どうしたら良いか分からなかったから、それだったら窓口が1箇所で全部お願い出来るところにした方が良いなって。自分も初めてやからあっちもこっちもってお願いしちゃうと頭パンクしちゃうしと思って、テナント工房に決めました!



―― 担当の印象(スタッフO)

O:ちょっと聞きづらいんですけど…私の印象を(笑)


お客様:最初の打ち合わせの時に、古川さんが来たので男の人が担当なんやと思いながら喋ってたら違うくて、女の人やって分かって良かったって思いました(笑)私も少し人見知りな部分もあるので、Oさんが気さくでフレンドリーだったから良かった。すごい接しやすくて相談しやすかったです!


O:初めてオフィスに来てくれた時、私と古川の二人で打ち合わせさせていただいたんですよね。


お客様:そうです、お二人がいらっしゃったんですけど、最初に古川さんが喋り出したので、Oさんがサポート担当なのかなと思って(笑)



――― 良かった提案

お客様:全部(笑)でもとくにドア。入りづらいドアだったんで、しかも重たくて、このまま使わなあかんのかなーって思ってたから、付けてくれるって話になって。飼い主さんも開けやすくしてたんで、ドアは変えて貰って良かったなーって。

入口のドアはスライド式に

O:大きいガラスが入っているから、中の様子も見やすいですしね。コンパクトなお店だったけど、サロン内は余裕のある仕上がりになりましたよね。


お客様:そうなんです、もっと狭くなるかなと思ってたから、思っていたよりスペースがあったんで、余裕出てきたらスタッフ2人でもいけるなって。



―― 印象に残っているエピソードはありますか。

O:なんだろ…保健所に行った時とか?


お客様:あーありましたね(笑)


O:私も初めてだったからどういう話するのかなーって。結構遠かったですよね(笑)


お客様:遠かったですね、ちょっと離れたとこにありましたもんね(笑)


O:でも河原の桜がすごい咲いてて綺麗でしたよねー。


お客様:たしかに!


O:他はなんだろ…。でも工事自体はすんなりいった感じだったよね。


お客様:そうですね、保健所も問題なく終わって。


O:仕上がりはイメージ通りでした?


お客様:イメージ通りでした。撮影用のボードも飼っていた犬と、ウサギと入れてもらっていい感じで。ちょうど先日ウサギが亡くなってしまったので、入れといて貰って良かったなーって。


O:えー!そうだったんですね…。



―― お店の名前の由来

O:お店の名前、どうしてKingになったのかっていうエピソードを伺いたいです!


お客様:小学校の時に飼っていたワンコの名前が「キング」で。小学1年生の終わりに、両親が犬を飼うって言い出したのがキッカケです。私は昔から虫も嫌いだし、元々は動物も苦手で。何をされたって訳ではないけど、ただ単に怖いと思ってて。だから「えー犬飼うん…」って感じで、リードも距離を保ちながら帰ったのをすごい覚えてて(笑)

家帰っても怖いって認識があるから近づけなくて。でも子犬やから寄ってくるから私が家の中で逃げ回ってました。でも何とかして一緒にいないといけないから意を決して、軍手をはめて触って。30分ぐらい一緒に遊んでいたのかな。なんとなくまぁ大丈夫かなってなってきて、そこから動物が大丈夫になってきて。

他の動物も飼ってみたいと思って、ハムスターも飼ってもらって可愛いって感じて、多いときは9匹ぐらいいました(笑)ちょうどその頃にキングが病気で5才で亡くなっちゃって、そのあと沢山いたハムスターも寿命で順番に亡くなって、しばらく動物がいない生活をしていて。

ペットショップで働いているときにめちゃめちゃ可愛いウサギがいるってなって、この子飼いたいってなって飼ったのがボードに入れてもらった子。その子が長生きしてくれて10年半。そんな感じで動物と携わるようになりました。

O:元々動物苦手だったのが、ワンちゃんを飼ったキッカケで、この道に進まれて。それでお店の名前が「King」になったんですね!



―― オープン後のお客様の反応はいかがですか。

お客様:まだ全然(笑)思ったほど上手くいかなくて。 でも前働いていた院長先生がトリミングしてーってワンちゃん連れてきてくれて、その時に「めっちゃ綺麗」って言ってくれました!



―― お店のPR・今後の展望をお願いします!

お客様:HPにも書いているですけど、飼い主さんとワンちゃんにも寄り添って、小さな相談事とかも遠慮せずに喋っていただけたらなって。

トリミングも「預かってすぐ始めます」というところも多いんですけど、Kingではそうじゃなくて。その子が撫でてほしいタイプなのか追いかけっこしたいタイプなのかおもちゃで遊びたいタイプなのかを見て、まずはその子に合ったコミュニケーションを取って、それからトリミングをして、間もトイレ休憩とか挟んで、トリミング終わった後も遊んで…って感じで、ワンちゃんが怖がったままにならず、ちょっとでも落ち着ける状態でトリミングしてあげたいなって。

あとは2階にサロンがあるので、車や人通りがワンちゃんと同じ目線になることがないので、ワンちゃんが落ち着ける空間になっていると思うので、ゆったりと過ごして貰えるかなって。 今のところ来てくれたワンちゃん達は落ち着いてて、爆睡してた子もいました。こんな感じでワンちゃんが落ち着ける空間・お店づくりを目指します!

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2023年5月)

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